金色のガッシュ!!   人物&魔物名鑑

 

 

 

アース #169〜 (声・梅津秀行)

 魔界から人間界のフィンランドに送り込まれた、マゼンダ色の本を持つ魔王候補の一人。本の持ち主はエリー。魔界の法を守る一族の子で、王になったら皆が幸せになれる法律を作りたいと願っている。魔界にいる時は、世界にとって脅威となる「バオウ」やファウードの監視を生来の任務としていた。よって人間界に来てエリーと共に動けるようになってからは、「バオウ」の力を持つ者の殲滅とファウードの復活阻止を目的に動いている。まずは「バオウ」の力を持つガッシュの力を見極めるべく、ガッシュたちに勝負を挑む。その後エリーがリオウに呪いをかけられるが、彼女の意志を汲んで最後まで抵抗し続ける。ファウードへ向かう途中でカルディオたちと出会い戦闘になるが、成り行きで一時的に協力する事になり強い絆が生まれる結果となった。当初はエリーの意志を汲みファウードの封印を解くまいとしていたが清麿の作戦を聞いて考えを改め、エリーを助けるためにガッシュたちに協力し呪いが解けた後は心強い味方となる。なお侍のような喋り方をするのは、エリーに対して忠実である事の決意の現れである。主にヴァルセーレの剣(接触した魔物の力を吸い取る特殊能力を持つ)を武器とした、格闘系の魔法を得意としている。使える魔法は、剣の形をしたエネルギー波を飛ばす「ソルセン」、剣に強力なエネルギーを纏わせ切れ味を増す「ゴウ・ソルド」、巨大なエネルギーの剣を作り出して斬り付ける「ジャン・ジ・ソルド」、自身の幻を生み出す「ボルセン」、自身のスピードを上げる「ウルソルト」、剣の届く範囲に結界を張り侵入者を即座に斬り捨てる「ジェルド・マ・ソルド」、巨大な手と剣を出現させて斬り付ける「バルバロス・ソルドン」、超巨大な手と剣を出現させて斬り付ける「ギャン・バギャム・ソルドン」、剣にエネルギーを纏わせて巨大な剣とする「ゴディマ・ソルド」、剣にエネルギーを纏わせ切れ味を増す「ソルド」、剣が吸収した魔力の全てを無数の超巨大な武器に変えて攻撃する「ヴァルセレ・オズ・マール・ソルドン」、エネルギーを纏った無数の超巨大な手と剣で標的を斬り刻む「シン・ヴァルセレ・オズ・マール・ソルドン」など。

赤川 #276〜

 モチノキ町に住んでいるモチノキ中学3年の生徒で、清麿の同級生。

秋山進一 #22〜 (声・飛田展男)

 エシュロスの本の持ち主。昔はモチノキ町に住んでいてモチノキ小学校に通っていたが、生まれ持った顔のせいで酷くイジメられ北海道に転校した。それでも母の遺言である「意志を強く持って自分で物事を決める」事が中々出来ずにいたが、エシュロスと出会った事で徐々に決断を下せるようになって来ている。しかしそれは錯覚に過ぎず、実際はエシュロスの思い通りに操られているに過ぎない。本来はとても優しい性格であり、およそ戦闘には不向きな性分である。

秋山勇太 #11〜 (声・雪野五月)

 モチノキ町立総合病院の608号室に入っている、清麿と同室の入院患者。怪我は単なる足の骨折なのに3ヶ月で退院の予定がもう半年になっており、自分より遅く入院した人が自分より早く退院していく事に激しい焦燥感を駆り立てられている。昼食も食べないのでは足が治るわけないと注意した清麿に腹を立て、腹いせにガッシュの本を屋上に隠してしまう。

アシュロン #239〜

 魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、朱(ヒヒ)色の本を持つ魔王候補の一人。本の持ち主はリーン・ヴィズ。クリア・ノートと出会って生き延びている唯一の存在で、故にクリアの危険性を誰よりも知っている。クリアを倒す事こそ自分の使命と考えていたので、ファウードの事を知りつつも敢えて手出しはしなかった。魔物の位置や強さをかなり正確に察知する特殊能力を持っており、少しでも戦力となりそうなガッシュに目をつけ善か悪かを見極めに現れる。全ての種族が助け合い差別なく仲良く暮らす魔界が彼の理想であり、王になったらその理想を実現させたいと考えている。エルザドルと並んで竜族の神童と呼ばれており、大人でも手に負えないほどの戦闘能力を有する。並の魔物や人間では凄まじいまでの気迫と闘気に気押され、まともに動く事すら出来なくなってしまう。人間界で行動する時は力を抑制し人の姿を取っているが、真の姿は翼を持った大きな人型のドラゴン。伝説といわれる朱色(ヒヒイロ)の「竜の鱗(ドラゴンスケイル)」を持って生まれたため、肉体の強靭さは他に類を見ない。主にエネルギーを扱う魔法を得意としており、使える魔法は口から非常に強力なエネルギーを吐き出す「テオブロア」、腕力を強化する「ディガル・クロウ」、音速を遙かに凌駕する速度で飛行する「シン・フェイウルク」、超特大のエネルギーを吐き出す「ディオガ・ブロア」、尻尾の力を強化する「テイル・ディスグルグ」、強力なエネルギー球を無数に吐き出す「ガンズ・ブロア」、腕の角を肥大化させる「ディオガ・アムギルグ」、腕の角を強固な盾に変える「ディシルド・ドラゴルク」、口から莫大なエネルギーを吐き出す「シン・ドラゴノス・ブロア」など。

アドラー #169〜 (声・菊池正美)

 ファンゴの本の持ち主。ファンゴのファウード横取り計画に賛同し、協力している。リオウが倒されゼオンが取って代わってからも、ファウードのために戦うというファンゴの意志に従い続けている。

アビーラ・サビーラ #外伝〜

 エルザドルの本の持ち主。エルザドルの強さを信じていたらしく、バリーに負けた時はかなりショックだった様子。

阿部 #4〜 (声・中山りえ子)

 モチノキ町に住んでいるモチノキ中学2年2組の生徒で、清麿の同級生。

アポロ #59〜 (声・関俊彦)

 アメリカの小さな財閥の跡取りで、ロップスの本の持ち主。元々旅が好きで、後を継ぐ前の最後の自由を味わうべく世界中を旅して回っている。その途中でロップスと出会い、魔界の王を決める戦いの事を知った。しかし戦いにはそれほど興味を持てず、敵と出会っても適当にあしらってやり過ごし続けている。それはなるべく人に関わることなく、自由に旅をしたいという思いから来ている。しかし清麿と出会って初めて戦ってみたい気持ちに駆られ、清麿たちに決闘を申し込む。その後もずっと旅を続けていたがオランダで偶然ゼオンと遭遇、手も足も出ず敗北し本を燃やされてしまった。それをきっかけに旅を終え、財閥を受け継いで精力的に働いている。ただ戦いの同行はずっと気にしており、清麿たちの良き協力者となる。相手の動きを読み危険を察知する特殊能力を持っているほか、人の力を感じ取れる才能もある。

アラム #109〜

 ゾフィスに心を操られている、ブットンの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

アリシエ #197〜 (声・関智一)

 家族をとても大事にしている戦士で、リーヤの本の持ち主。毎日砂漠を5時間歩かないと水を得られない貧しい村に住んでいるが、いつも家族の笑顔を守るべく苦しみと戦っているという。リオウに呪いをかけられていて一応は協力する態度を取っているが、一方では正しい心を持って共に行動してくれる仲間を探し続けていた。そんな時「覚悟を決めていた」という清麿の話を聞いて協力してみようという気になるが、その前に清麿のパートナーたるガッシュにも覚悟を決めさせる。つまり「リオウに呪われた人たちの命と全世界の人々の命、どちらをとるか」と、究極の選択を迫ったのである。ガッシュは懸命に悩み抜き、「全ての人を救うため、呪いの期限までにファウードを魔界へ帰す方法を探す」という答えに辿り着く。清麿と同じ答えを出したガッシュに満足し、ファウード内部の案内や戦いにおいて全面的に清麿たちに協力する事を決意する。もちろん呪いが解けた後も、清麿たちの心強い味方となる。

アルヴィン #144〜 (声・塚田正昭)

 マダガスカルに住む農夫で、ビョンコの本の持ち主。56歳。戦いへの参加を初めは断ったが、ビョンコのカッコ悪くても健気に頑張る姿を見て共に戦う決心をする。しかしビョンコがゾフィスと手を組んで悪事を働き始めたため、失望して入れ歯忘れを理由に協力を中止した。後にビョンコが自らの行いを悔いガッシュたちに協力し始めた時、再びビョンコに力を貸す。

アルベール #109〜 (声・谷山紀章)

 ゾフィスに心を操られている高校生で、レイラの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。ただレイラの真摯な願いは彼の心にずっと届いており、月の石が壊された時点でゾフィスの支配が解け、真に心の通じ合ったパートナーとなる。

アルム #103〜 (声・渡辺久美子)

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ブルーグレーの本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主は高橋真美子。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。デボロ遺跡入口の警備を担当しており、千年間の鬱憤を晴らすために暴れたがっている。主にエネルギーを操る魔法を得意としており、使える魔法はエネルギー波を放つ「ネシル」、強力なエネルギー波を放つ「ネシルガ」、地面を叩き敵の足場から無数のエネルギー波を撃ち出す「ガンジャス・ネシルガ」、頂点にエネルギーを集中させた巨大な四角錐を撃ち出す「エグドリス・ネシルガ」など。

アンナ #109〜

 ゾフィスに心を操られている、ハジメの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

イカゲッソ #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ココア色の本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はバウザー。ゴーレンとの戦いに敗れて石版にされ、以来千年間ずっと放置されていたが、ある時ビョンコによって発見され、ゾフィスの元へ運ばれてゾフィスの私兵として復活させられた。ビョンコの支配下に入って世界各地で戦いを繰り広げていたのだが、アフリカにおいてブラゴたちの返り討ちに遭う。主に水を操る魔法を得意としている。

イソジン #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、チャコール・グレイの本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はカラマンリス。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。ビョンコの支配下となり世界各地で戦いを繰り広げていたが、アフリカでブラゴたちの返り討ちに遭う。主に重力を操る魔法を得意としている。

井上 #4〜

 モチノキ町に住んでいるモチノキ中学2年2組の生徒で、清麿の同級生。夏休みに清麿と昆虫採集をする約束をしている。

イバリス #103〜 (声・石田彰)

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、青緑色の本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はカイル・ピカール。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。ビョンコの支配下となり世界各地で戦いを繰り広げていて、どんな攻撃にもひるまない強い戦闘意欲を持っている。主に砂を扱う魔法を得意としており、使える魔法は鋭いエネルギー波を撃ち出す「デズルガ」、小型のピラミッドを具現化し撃ち出す「ギガノ・デズル」など。

岩島守 #21〜 (声・沼田祐介)

 モチノキ町に住んでいるモチノキ中学2年の生徒で、清麿の同級生。UFO不思議ミステリー研究部に所属。UFOに多大なる関心を持っており、呼び寄せてそのまま連れ去られるのが夢である。火熾しや反復横飛びが得なほか、夏休みには清麿とUFOを呼び寄せる約束をしている。

兎 #109〜

 ゾフィスに心を操られている、ドムの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

ヴィノー #285〜

 クリア・ノートの本の持ち主。まだ幼いというよりも赤子に近く自分で動き回る事すら出来ないが、大人顔負けの聡明さと無限とも思えるほどの心の力を持っている。クリアの力を半分ほど使って作られたバリアーに守られており、身の安全は絶対的に保証されている。

ヴィンセント・バリー #89〜 (声・置鮎龍太郎)

 魔界から人間界のフィンランドに送り込まれた、コバルトブルーの本を持つ魔王候補の一人。17歳。本の持ち主はグスタフ。好きなものは魚、赤ワイン、木炭、ステーキ。趣味は強い奴との戦い、角磨き。細い竪穴に上半身を逆立ちのように突っ込んで寝るのが基本で、魔界の自宅にも最適なベッド(?)が存在する。出会った敵を片端から片付けつつもずっと原因の分からない苛立ちに悩まされ続けているが、その正体は目標を持てない戦いへの苛立ちに他ならなかった。ガッシュの噂を聞いて来日し激しい戦闘を繰り広げながら、どんな力にも屈せず一殴りで黙らせる最強の王という目標を見つけ、遂に苛立ちを取り除くことに成功。戦いには勝利したがしっかりと自分の目標を持って戦っているガッシュに免じて、本を燃やさずに立ち去る。その後も戦いを求めて旅に出ていたが、エルザドルとの死闘で本当の強さというものを知り精神的にも肉体的にもすばらしい成長を遂げる。その結果ナゾナゾ博士の協力要請にも快く応じ、ガッシュたちの助太刀に駆け付ける。主にエネルギーを扱う魔法を得意としているほか、魔物の子の位置をある程度感じ取れる能力も持ち合わせている。身体能力も非常に高く、後に敵の弱所を見切ることの出来る「強者の目」をも会得するほどにレベルアップする。使える魔法は、渦巻状のエネルギーを放出する「ゾニス」、体を高速回転させて突撃する「ガルゾニス」、巨大な竜巻上のエネルギーを放出する「ギガノ・ゾニス」、渦巻状のエネルギーで貫通力の高いドリルを生み出す「ドルゾニス」、非常に硬い盾を作り出す「ゾルシルド」、自身を回転させて非常に高い貫通力を持つ渦巻状のエネルギーとなる「ディガル・ドルゾニス」、手から超強力な渦巻状のエネルギーを放出する「アラドム・ゴウゾニス」、エネルギーを集中させた手で敵の攻撃を全て受け止め跳ね返す「アム・ラ・ゾルク」、非常に硬い巨大な盾を作り出す「ゴウ・ゾルシルド」、超巨大な渦巻状のエネルギーを放出する「ディオガ・ゾニスドン」、渦巻状のエネルギーであらゆるものを削ぎ砕く強力なドリルを生み出す「シン・ドルゾニス」など。

ウォーレン #109〜

 ゾフィスに心を操られている、パラマキロンの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

ウォンレイ #71〜 (声・石田彰)

 魔界から人間界の中国に送り込まれた、薄い青紫色の本を持つ魔王候補の一人。15歳。本の持ち主はリィエン。好きなものは魚、杏仁豆腐、麻婆茄子。趣味は巧夫、竹馬、碁、お茶。彼女と出会ってからしばらくは幸せな日々を過ごしていたが、リィエンの父親に彼女との別離を強要され妖岩島に幽閉されてしまう。しかしリィエンを危険に晒すよりはその方がいいと考え、大人しく彼女の元を去るつもりでいた。ところがガッシュたちと共にリィエンが助けに現れ、清麿の説得で己の考えが間違っていたことに気付く。それからはリィエンと共に戦い抜いていく事、大切なものを守る王様を目指す事を誓い、ガッシュたちにとって心強い仲間となる。主に格闘系の魔法を得意としており、リィエンから習った巧夫と組み合わせる事で絶大な威力を発揮する。使える魔法は、腕力を飛躍的に上げる「ゴウ・バウレン」、敵の攻撃を弾く直径60cmほどの盾を作り出す「レルド」、脚力を飛躍的に上げる「ゴウ・レドルク」、巨大な猛虎を出現させる「ラオウ・ディバウレン」、体を高速回転させて強烈なキックを叩き込む「ガル・レドルク」、脚力を上げる「レドルク」、高速で拳からエネルギー弾を無数に撃ち出す「ガンズ・バウレン」、超巨大な猛虎を出現させる「ゴライオウ・ディバウレン」、自身の3倍近い大きさの盾を作り出す「ゴウ・レルド」、猛虎の巨大な爪を出現させる「ロウフォウ・ディバウレン」、巨大な猛虎の頭を出現させる「ガーフォウ・ディバウレン」、脚力を最大限に上げる「ディオ・レドルク」、全身に刃を纏った超々巨大な5頭の猛虎を出現させる「シン・ゴライオウ・ディバウレン」など。

ウリムレ #103〜 (声・鶴岡聡)

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ライト・レディッシュ・ブラウンの本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はジョン。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。デボロ遺跡において、攻め込んできたガッシュたちを迎え撃つ。主に格闘系の魔法を得意としている。

ウルル #100〜 (声・鳥海浩輔)

 オーストラリアに住んでいるその日暮らしのフリーターで、パティの本の持ち主。21歳。パティのおかげで家族が生活に困らないようになったため、我が儘し放題のパティに唯々諾々と付き従い決して逆らおうとはしない。パティがゾフィスに協力し始めても、黙ってそれに従っている。しかし後にパティが自らの行いを悔いガッシュたちに協力する事になった時は、自発的に進んで協力する。

ウンコティンティン #199〜 (声・高木渉)

 ファウードの胃に当たる部分で、門番をしている大きな魔物。入ってきた者に1つずつ違う質問をし、全員答えられた場合にのみ体内へ続く道を開ける。しかし問題の内容は魔界と全く関係なく、しかもナゾナゾのようなものからバカでも分かるものまで難易度も幅広い。かなり捻くれている上にセクハラ好きという、かなり問題のある性格をしている。ファウード復活後は足が付いて自在に動けるようになり、ファウードの体内に入り込んだ侵入者達を始末する役目を担う。両手から出す様々な武器を駆使して戦うが、敗北した時は魔物の最大呪文も比較にならないほどの威力を持つ自爆装置を作動させ、侵入者を巻き添えにして死ぬという覚悟を背負っている。

ウンコティンティン2世 #257〜 (声・高木渉)

 初代が自爆して果てた後、新たに生まれたファウードの体内魔物。中枢コンピュータにおいて、清麿がかけたロックの解除を命じられ奮闘する。

エシュロス #22〜 (声・甲斐田ゆき)

 魔界から人間界の日本に送り込まれた、黄土色の本を持つ魔王候補の一人。11歳。本の持ち主は秋山進一。好きなものは魚、フライドチキン。趣味は人を馬鹿にする事、チェス。進一の心の隙に付け込んで言葉巧みに操り、自らが王になるために思い通りに戦わせている。魔物の子たちの中でもエリートに属する一人で、主に大地を操る魔法を得意としている。使える魔法は、分厚い土の壁で相手を挟み潰す「グランダム」、土で防御壁を作り上げる「クレイシル」、周囲の地面に多数の小爆発を巻き起こす「グランバオ」、地面から鋭利な岩を突き出す「グランガルゴ」、土の触手で相手を拘束する「クレイド」、岩の大砲で大岩を無数に撃ち出す「グランセン」、広範囲の地面を打ち砕く「グランクラッグ」、巨大な岩の蛇を生み出す「グランバイソン」など。

エスカルロ・ルン #207〜 (声・永野愛)

 ジェデュンの本の持ち主。ジェデュンのファウード横取り計画に賛同し、協力している。リオウが倒されゼオンが取って代わってからも、ファウードのために戦うというジェデュンの意志に従い続けている。常にジェデュンの腹の中にいるので、身の危険はまず無い。

エリー #170〜 (声・吉田小南美)

 フィンランドに住んでいる、アースの本の持ち主。幼い身でありながら呼吸器系の難病を患っており、そのままいけば余命は2年と診断されていた。まだ治療法が見つかっていなかったばかりか時々起こる喘息のような発作とも相まって、残り少ない人生を絶望したまま無意味に過ごす日々を送っていた。しかしそんな時にアースが現れ、魔界の王を決める戦いについて聞かされる。当初は絶望から来る諦めによって拒否したが、アースが他の魔物と戦い苦戦している様子を見て思わず呪文を詠唱。そのおかげでアースが勝利し自分にも出来る事があると気付かされ、以降アースと行動を共にしようと決心する。世界にとって脅威となるものを排除するべく動き、まずは「バオウ」を持つガッシュたちの力と考え方を見極めた。後にリオウに呪いをかけられるも、決してリオウに屈せず抵抗し続ける。ファウードへ向かう途中でサウザーたちと出会い戦闘になるが、成り行きで一時的に協力する事になり強い絆が生まれる結果となった。ファウードが復活して呪いが解けた後は、サウザーたちと共に清麿たちの良き協力者となる。ちなみに彼女の喋り方が独特になったのは、アースの「自分の主らしく振舞ってほしい」という願いによるもの。

エリザベス #109〜 (声・伊藤静)

 ゾフィスに心を操られている、ダルモスの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

エルザドル #外伝〜

 魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ティールグリーンの本を持つ魔王候補の一人。本の持ち主はアビーラ・サビーラ。アシュロンと並んで竜族の神童と呼ばれており、大人でも手に負えないほどの戦闘能力を有する。だが己の力に誇りを持っているが故に、強い敵に負ければその力を認め吸収して己を高める事が出来る、真に強い心の持ち主でもある。主に肉体強化の魔法を得意としており、使える魔法は爪を最大限に強化して攻撃力を上げる「ディガル・クロウ」、顎の力と牙を最大限に強化する「アギオ・ディスグルグ」など。

エル・シーバス #184〜 (声・三石琴乃)

 モチノキ町の教会に身を寄せているシスターで、モモンの本の持ち主。魔物の子同士の戦いを知って、争いを止めさせようと世界中を旅している。しかしモモンのせいで一度も魔物に出会えず、戦闘どころか呪文を唱えた事さえほとんど無い。よってモモンの魔法の効果も、「アムロン」以外全く知らない状態だった。清麿たちと出会ってモモンの能力が必要とされている事を知り、進んで協力する事になる。

エルジョ #103〜 (声・ふじたれいこ)

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、白っぽい緑色の本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はフランソワーズ・カルダン。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。パティの支配下となり、ガッシュたちを襲撃する。主に光を操る魔法を得意としており、使える魔法はレーザー光線を放つ「ビライツ」、硬度の高い光のリングを生み出す「ビレオルード」、無数の光の矢を生み出す「ガンズ・ビライツ」、巨大な光の妖精を生み出す「ダイバラ・ビランガ」など。

婉瑩 #109〜

 ゾフィスに心を操られている、ギリコの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

汪・靖宇 #104〜

 ゾフィスに心を操られている、バビルの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

大海恵 #35〜 (声・前田愛)

 日本における大人気アイドルの高校生で、ティオの本の持ち主。8月12日生まれの16歳、B型。身長167cm。趣味は歌、スポーツ(特に水泳)。好きなものは焼きタラコおにぎり、シフォンケーキ。好きなタイプは何か一つを極められる人。先輩女優に憧れてオーディションを受け、芸能界入りしたらしい。とある港に流れ着いたティオを助けてからというもの、彼女を妹のように可愛がっている。レンブラントたちの執拗な追撃にほとほと困り果てていたが、間一髪のところを清麿たちに助けられ互いに助け合える大事な仲間となっていく。また出会った時から徐々に清麿に惹かれていき、今でははっきりと好意を寄せている。困っている人を放っておけない優しい性格で、料理などの家事全般もお手の物。運動神経も良く護身術として合気道を身につけており、ティオにも手ほどきをしている。

カーズ #192〜 (声・寺田はるひ)

 ブザライの本の持ち主。ブザライのファウード横取り計画に賛同し、協力している。

カーター #109〜

 ゾフィスに心を操られていた、ザクソンの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化していた。

カーリー #109〜

 ゾフィスに心を操られている、ニンニンの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

カイル #178〜 (声・菊池こころ)

 東南アジアにある町の町長の息子で、レインの本の持ち主。非常に臆病な性格で、争いごとはおろか戦いなんて口にしただけで逃げ出してしまう。まして魔物の子同士の戦いとなるとすぐに気絶してしまい、呪文などとても唱えられない。この性分が災いして父から受け継いだ財産を全てジルに横取りされており、粗末な掘っ立て小屋に押し込められて僅かな食料を分けてもらうだけという有様である。

カイル・ピカール #104〜

 ゾフィスに進んで協力している、イバリスの本の持ち主。戦いをひたすら楽しむ性格をしている。

カコヤニス #109〜

 ゾフィスに心を操られている、ミノルサムの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

ガッシュ・ベル #1〜 (声・大谷育江、吉田小南美)

 魔界から人間界のイギリスに送り込まれた、赤い本を持つ魔王候補の一人。6歳。本の持ち主は高嶺清麿。好きなものは魚(特にブリ)、華の手作りご飯。趣味は一人遊び、友達作り、バルカン遊び。ゼオンの双子の弟であり、父である魔王から「バオウ」の力を与えられた存在(頭にある角はその証拠)。しかし生まれてすぐにユノの元へ里子に出され、両親の顔も知らないまま奴隷同然に扱われて育った。故に王族の力が目覚める事も無く、筋金入りの落ちこぼれとなってしまう。しかも魔法を放つとすぐに気絶してしまうため、事ある毎にイジメられ「弱虫」といわれていたらしい。ある時王の使いとユノの会話を耳にし、自分には父母である王と王妃に加え兄もいる事を知る。それからは家族が自分に気付いてくれるようにと考え、「ウヌ」などの王族的な言葉遣い(ただし、本人の偏った知識による)をするようになった。やがて王を決める戦いに候補として選ばれたが、人間界に送り込まれて間もなくゼオンに記憶を奪われ、死にかけていたところを清太郎に助けられる。清太郎に恩返しをするために、彼の頼みで清麿を鍛え直すべく来日する。色々と頑張って清麿を鍛え直すものの、レイコムとの戦いで自分が普通の人間でない事を知り酷く悩むが、ブラゴとの戦いを通して清麿と強固な信頼関係を築く事に成功し運命に立ち向かう事を決心する。またコルルとの出会いで魔王を決める戦いの理不尽さや残酷さに激しい怒りを感じ、二度とこんな悲しい事を起こさないよう「優しい王様」を目指すようになる。元々曲がった事が大嫌いで許せないことには体を張って反発する性格で、これは記憶う失う前後でも全く変わっていない。嗅覚が非常に発達しており、その探査能力は犬や猫よりも遙かに優れている。普段から着ているマントは実はゼオンのものと同じで、使いこなせれば非常に強力な武器となるがゼオンに知らされるまでそうとは知らずにいた。リオウとの戦いで清麿が死に掛けた事で王族としての雷の力が目覚め、魔法の威力が何倍にも跳ね上がる。主に雷の魔法を得意としているが、魔法を口から出している間は意識が飛んでしまうのが難点。使用できる魔法は(目が眩むほどの閃光を伴う)雷撃を放つ「ザケル」、敵の攻撃を吸収し雷撃を加えて撥ね返す「ラシルド」、電気で相手の体を磁石にし金属に貼り付ける「ジケルド」、大切なものを傷付ける力を食い尽くす超巨大な雷龍を生み出す「バオウ・ザケルガ」、一点に力を集中させ貫通力を高めた強力な雷撃を放つ「ザケルガ」、雷の力で身体能力を一時的に強化する「ラウザルク」、雷撃を対象に蓄積させ他の魔法を強化・連鎖誘導する「ザグルゼム」、バオウの超巨大な手を出現させる「バオウ・クロウ・ディスグルグ」、圧縮した雷撃弾を連続で撃ち出す砲台を8個出現させる「ガンレイズ・ザケル」、超強力な雷撃を放つ「テオザケル」、相手の魔法を反発させつつ相手を引きずり込んで閉じ込める特大雷撃球「マーズ・ジケルドン」、超高速で突撃する巨大な雷龍と無数の飛爪を生み出す「ジオウ・レンズ・ザケルガ」、矢のような形状の巨大な雷撃を放つ「エクセレス・ザケルガ」、全ての魔物の力を込め金色となった本で発動する超々巨大雷龍「シン・ベルワン・バオウ・ザケルガ」など。

ガニー・フェスト #282〜

 魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、スペクトルブルーの本を持つ魔王候補の一人。エリーの協力が得られず術を使えないアースを追い詰めたが、意を決したエリーが呪文を唱えた事で形勢は逆転しあっさりと敗退した。主に体を武器とする魔法を得意としており、使える魔法は体を攻撃的なフォルムに変形させる「ガルク」など。

金子 #34〜 (声・森訓久)

 モチノキ町に住んでいるモチノキ中学2年2組の生徒で、清麿の同級生。学年で2番目の学力を誇っており、清麿を一方的にライバル視している。

金城 #109〜

 ゾフィスに心を操られている、ノウメンの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

金山剛 #1〜 (声・高木渉)

 モチノキ町に住んでいるモチノキ中学2年の生徒で、清麿の同級生。毎日のように生徒を屋上に呼び出してカツアゲを行う不良だったが、清麿の変化と共に彼も変わり今では清麿の良き友達となっている。夏休みに清麿とツチノコを捕まえる約束をした…らしい。

カフカ・サンビーム #118〜 (声・郷田ほづみ)

 自動車会社で働いている技術者で、シュナイダーの本の持ち主。10月12日生まれの32歳、AB型。身長176cm。趣味は歌、パズル、ロック。好きなものはチリビーンズ、ハンバーガー。好きなタイプはナイチンゲールのような人。ドイツに移民したイギリス人で、まだ車の存在しない国に自動車製造の技術を普及させようと日本に研修を兼ねて長期滞在している。ナゾナゾ博士の計らいでウマゴンと出会い、パートナーとなる事を受け入れる。その時から既にウマゴンとは心が通じ合っており、彼の心の揺らぎも全て理解していた(名前以外)。事の真偽を見極め心の奥を見据えられる、僧侶のような力を持っているからこそである。デボロ遺跡においてウマゴンが自分から戦いを望んだ事で本格的に参入、心強い仲間となる。遺跡での戦いの後、ウマゴンと共に暮らすためモチノキ町に引っ越した。頭の回転が速くどんな時でも冷静に物事を見つめられるので、ウマゴンとのコンビネーションを最大限に活かす事ができる。また職業上、速度や距離の計算は正確で素早い。

カマキリジョー #78〜 (声・小嶋一成)

 カマキリの姿をした超人で、TVの特撮物のヒーロー。何でも切れるカマはレーザーカマにもなるほか、他にも拳法を使ったり空を飛んだりできる。

カマック #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、グリーニッシュ・ブルーの本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はライオン。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。ゾフィスの命令で、自分たちの事を調べ回るキッドたちの排除に現れる。主に格闘系の魔法を得意としており、使える魔法は大きな盾を生み出し敵の攻撃を跳ね返す「ギガラ・レルド」など。

ガメール #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、さびなんど色の本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はサガン。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。デボロ遺跡において、満身創痍のガッシュたちに止めを刺しに現れる。主に自分の息を操る魔法を得意としている。

カラオム #特別編〜 (声・塚田正昭)

 カルノア王国に仕えている人物で、マリル王女お付きの執事。マリルの衣服取替えにすっかり騙され、王女を見失ってしまう。

カラマンリス #109〜

 ゾフィスに心を操られている、イソジンの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

ガリオント #72〜 (声・川島得愛)

 スイスに住んでいる、ザバスの本の持ち主。ザバスと共に妖岩島に現れ、幽閉されたままのウォンレイに攻撃を仕掛けようとする。移動の際はザバスの背中に乗せてもらっている。

カルーラ #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ウルトラマリンブルーの本を持つかつての魔王候補の一人。本の持ち主はマレーネ・ヤネンツ。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。ビョンコの支配下となり、世界各地で戦いを繰り広げている。主に植物を操る魔法を得意としており、使える魔法は尖った花びらを持つ巨大なバラを撃ち出す「オル・ロズルガ」、牙を持った巨大なバラを地中から出現させる「バズ・アグローゼス」など。

ガルザ #80〜 (声・三宅健太)

 ウガンダに住んでいるプロの狩人で、バランシャの本の持ち主。モチノキ商店街の福引で当たった温泉旅行をガッシュに譲り、狩場へ清麿たちを誘い出して戦いを挑む。自分は一流の狩人であるというプライドがあり、常に狩る側にいないと気が済まない性質である。

カルディオ #173〜 (声・うえだゆうじ)

 魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ブルーウォッシュの本を持つ魔王候補の一人。本の持ち主はサウザー。まだ幼くて言葉を話せず、「パルパルモーン」としか言えない。過去に汚い騙し討ちを受けて以来、仲間がいないと戦えないような輩が大嫌いで、仲間を大事にするウマゴンたちに凄まじい敵意を抱く。ウマゴンたちと引き分けた後はずっと彼らを追っていたが、成り行きでファウードに到着。偶然アースたちと遭遇しサウザーの意志を組んで一時的にアースたちに協力する事となり、それが非常に強い仲間としての絆を生む事となった。主に肉体強化の魔法を得意としており、そのスピードは一際抜きん出ている。使える魔法は、自分の体を武器と化し高速で突撃する「ギドルク」、頭部に2本の硬い角を生やし超高速で突撃する「ゴウ・ギドルク」、強力な凍気を纏って周辺一帯を凍らせる「ディオギコル・ギドルク」、全身を肉体強化し自身の命すらも危うい超強力な凍気を周囲に撒き散らす「ディオウ・ギゴリオ・ギドルク」など。

ガンツ #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、黒鉄色の本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はビリー・フェリス。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。デボロ遺跡入口の警備を担当している。主に格闘系の魔法を得意としており、使える魔法は腕を太く巨大化させる「アムルク」、殴ったものを溶解させる「ギガノ・アムルク」など。

カン太 #58〜

 モチノキ町に住んでいる、両親が大好きな男の子。現在両親が不仲で別居中のため、キャンプ中に父に教えてもらった「石を積んで願い事をすれば必ず叶う」というお呪いを実行し両親の仲直りを願おうとしている。ただ一人では無理なほどの大きさの石を積もうとしていたので、たまたま見かけた鈴芽が手伝っている。

キース #190〜 (声・堀内賢雄)

 魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ハニースィート色の本を持つ魔王候補の一人。本の持ち主はベルン。好きなものは葉巻、イモ天。かつて魔界の西の地で無敵を誇っていたが、転校して来たバリーに初めて敗北して以来ずっとバリーをライバル視している。経緯は不明だがボンの日本料理店で働いていた時に、客で来たベルンと出会った。ファウードの力に魅せられリオウに手を貸しているが、もちろんファウードが復活した暁にはリオウから横取りするつもりである。しかしファウード復活後は歯向かっても勝ち目が無い事を痛感し、とりあえず部下として従う事にする。またリオウの敗北後はゼオンの言葉に従いファウードの力を手にしたため、忠実なファウードの兵士になってしまった(ただし、彼だけは性格に変化無し)。歌には強い思い入れがあるらしく歌唱の邪魔をされるのが嫌いで、しかも他人が歌を歌っていると対抗意識を燃やして歌い始める癖がある。主に光の魔法を得意としているほか、腕がバネのようになっていて自在に伸縮できる。使える魔法は、複数の光線をそれぞれ思い通りの方向に発射させる「ガンズ・ギニス」、複数の光線を束にして発射する「ギガノ・ギニス」、腕に光を纏わせて腕力を上げる「アム・ガルギニス」、全身を高速回転させて突っ込む「ゴウ・ガルギニス」、大量の光線を束にして発射する「ディオガ・ギニスドン」、光線を腕に纏わせて貫通力の高いドリルを生み出す「ドルギニス」、壁などで乱反射する無数の光線を全方位に発射する「バーガス・ギニスガン」、体全体から太い光線を発射する「キロン・ギニス」など。

キクロプ #49〜 (声・上別府仁資)

 魔界から人間界のイギリスに送り込まれた、濃い青紫色の本を持つ魔王候補の一人。5歳。好きなものは魚、ホタテ、イカ、寿司。趣味はゴリラのマネ。偶然見つけたヨポポの本を燃やすため、ジェムの家族を巻き込んで大怪我させた張本人である。主に格闘系の魔法を得意としているほか、体全体を硬い鎧で覆っていて防御力が高い。使える魔法は、腕を太く巨大化させる「アムルク」、腕を大鋏に変化させる「アムド・シザルグ」、肘から円錐状の岩を無数に撃ち出す「アムルセン」、腕を鞭状にして拳に炎を纏わせる「エムルロン」など。

キッド #95〜 (声・岡村明美)

 魔界から人間界のナイジェリアに送り込まれた、グレーの本を持つ魔王候補の一人。8歳。本の持ち主はナゾナゾ博士。好きなものは魚、チャーハン、ブドウゼリー。趣味は人形のマネ、工作。とても純粋で優しい性格をしており、博士を心から尊敬していて博士のような王様になるのが夢。ただ純粋すぎて、博士の嘘にもよく騙されている。博士と共に世界中を回り、ゾフィスに対抗するための仲間探しとその成長を促す戦いを続けている。後に清麿たちに少し遅れてデボロ遺跡に到着し、共に戦っていくことになる。主に機械系の魔法を得意としており、戦闘能力はかなり高い。使える魔法は、口から銃口を出してエネルギー波を発射する「ゼガル」、両拳をミサイルのように撃ち出す「ゼルセン」、体を2つに分離させる「ゼブルク」、口から大筒を出して強力なエネルギー波を発射する「ゼガルガ」、腕を巨大化させる「アムゼガル」、口から小さな分身を無数に生み出す「コブルク」、腕をガトリング砲に変化させてエネルギー弾を無数に撃ち出す「ガンズ・ゼガル」、両拳を巨大化させてミサイルのように撃ち出す「ラージア・ゼルセン」、腹部の大砲から巨大な竜巻状のエネルギーを発射する「ギガノ・ゼガル」、あらゆるものを包み込んで破壊する機械の女神を出現させる「ミコルオ・マ・ゼガルガ」、包み込んだもの全てを消滅する巨大な機械の女神を出現させる「ミコルオ・シン・ゼガルガ」など。

木山つくし #13〜 (声・浅川悠)

 植物全般が大好きな、モチノキ町立植物園の管理人。ガッシュが来る前、よく植物園で孤独に過ごしていた清麿を心配し気にかけていた。清麿がきちんと学校に行くようになってからは、時々遊びに来るガッシュの面倒を見ている。

ギャロン #207〜

 魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、チャコールグレイの本を持つ魔王候補の一人。本の持ち主はハリー・ジェット。ファウードの力に魅せられてリオウに手を貸しているが、もちろんファウードが復活した暁にはリオウから横取りするつもりである。しかしファウード復活後は歯向かっても勝ち目が無い事を痛感し、とりあえず部下として従う事にする。またリオウの敗北後は、ゼオンの言葉に従いファウードの力を手にしたため、忠実なファウードの兵士になってしまった。ゼオンから雷の結晶を拝借し戦おうとしないチェリッシュに「バルギルド・ザケルガ」の苦痛を与え続け、無理矢理テッドたちと戦わせる卑劣漢に成り下がっている。主に体を武器とする魔法を得意としており、使える魔法は鋭利な矛付きの巨大な盾となって突撃する「エマリオン・バスカード」、腕を強化する「アム・バスカルグ」、脚を強化する「レイ・バスカルグ」、腕を大きく強化する「ギガム・バスカルグ」、動くたびにダメージを受けるほどの肉体強化を行う「ディオ・マ・バスカルグ」など。

キャンチョメ #26〜 (声・菊池正美)

 魔界から人間界のイタリアに送り込まれた、黄色の本を持つ魔王候補の一人。6歳。本の持ち主はパルコ・フォルゴレ。好きなものは魚、アメ、チョコレート。趣味は歌、ダンス、手漕ぎスケボー、間食。ガッシュと同じく筋金入りの落ちこぼれで、よくイジメられて「泣き虫キャンチョメ」といわれていたらしい。自分でも唯一倒せそうなガッシュを狙ってはるばるミラノから来日したが、結局大した事も出来ずに返り討ちに遭う。その後オロロンサーカスで生活中にルシカと出会い、それをきっかけに「優しい王様」を目指すようになり心強い仲間となる。後にデュフォーの教えで狭い範囲ではあるが魔物を探知する能力、そして敵の心や脳に影響し精神にダメージを与える能力を手に入れる。しかしその力のせいで成り上がりの強者にありがちな負の心に支配され、一度は道を踏み外しかけてしまう。だがそれを予見していたデュフォーとフォルゴレのおかげで、間一髪のところで踏み留まり初心を取り戻した。主に変化の魔法を得意としており、使える魔法は姿を自在に変えられる「ポルク」、体を小さくする「コポルク」、超巨大な自分の幻を作り出す「ディカポルク」、実体のある分身を無数に生み出し連携して戦う「ディマ・ブルク」、敵の本の持ち主に強制的かつ無意識に術の発動を止めさせる「フォウ・スプポルク」、一度見た相手の術をそのまま撃ち出し自分の術を受けたと相手に思い込ませる「ミリアラル・ポルク」、全ての術の効力を同時かつ強力に発動できる「シン・ポルク」など。ちなみにお腹のポケットには、いつも沢山のお菓子を入れて持ち歩いているらしい。

ギリコ #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、なたね色の本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主は婉瑩。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。パティの支配下となり、ガッシュたちを襲撃するべく動いている。主に金属を操る魔法を得意としている。

グスタフ #89〜 (声・石塚運昇)

 フィンランドに住んでいる、バリーの本の持ち主。家の煙突に刺さっていたバリーを助けて以来、戦いへの参加を承諾して共に行動している。ガッシュに関する噂を聞きつけバリーに対戦を進めてみたが、結果的にバリーの苛立ちは止まったため満足。バリーが変われた事に免じて清麿たちを見逃し、再びバリーと共に旅に出た。その後エルザドルとの死闘でバリーが飛躍的な成長を遂げ、遂に彼を一人前と認める事となる。ナゾナゾ博士の要請に応じたバリーと共に、ファウードへガッシュたちの救援に駆け付ける。

グラブ #164〜 (声・陶山章央)

 コーラルQの本の持ち主。コーラルQが調査した魔物の子たちのデータを元に、彼らに対抗できる策を一つ一つ練っていったらしい。そして確実に倒せるという確信を得たガッシュを標的に選び、清麿たちを建設途中の高速道路に誘き出す。

クリア・ノート #284〜

 魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、透明の本を持つ魔王候補の一人。本の持ち主はヴィノー。自分の存在意義は魔物を滅ぼす事だと定義しており(自らを核兵器に例えている)、滅びを魔物が進むべき道の一つと考えている。王を決める戦いで勝ち残り王となった暁には、王の特権で全ての魔物の存在を消滅させた後に自害する腹積もりである。出会った瞬間に並の人間でも気付かされるほど、莫大で圧倒的な実力を持つ。魔物を探知する能力にも優れており、半径5千km圏内であれば居場所まで正確に分かる。主に物体を消滅させる魔法を得意としており、使える魔法は自分の周囲だけ魔法力を消滅させる「スプリフォ」、物質を消滅させる魔力球を放つ「ラディス」、広範囲の魔法力を消滅させる「バ・スプリフォ」、魔法力を強引に押し潰して消滅させる「アム・ドュ・スプリフォ」、物質を消滅させる巨大な魔法力を放つ「ラージア・ラディス」、魔法力を完全に遮断する盾を生み出す「クエア・スプリフォ」、物質を消滅させる魔法力を強力な大剣に変える「ランズ・ラディス」、物質を消滅させる魔法力を巨大な槍に変える「ギール・ランズ・ラディス」、あらゆるものを消滅させる超巨大な破壊神を生み出す「シン・クリア・セウノウス」、脚力を強化する「リア・ウルク」、追尾能力を有する巨大な消滅エネルギーを超高速で撃ち出す重砲と指揮官を生み出す「シン・クリア・セウノウス・ザレフェドーラ」、広範囲の物質を魔法力で消滅させる「テオラディス」、超高速で飛行する超巨大な破壊鳥神を出現させる「シン・クリア・セウノウス・バードレルゴ」、物質を消滅させる魔法力を超強力な超巨大剣とする「ディオガ・ランズ・ラディス」、物質を消滅させる魔法力を幾つもの大剣に変える「バ・ランズラディス」、物質を消滅させる魔法力を広範囲に無数に撃ち出す「フェイ・ガンズ・ビレルゴ」など。ちなみに「シン・クリア・セウノウス」は彼の「力の本質」そのものの体現であり、戦いによって成長していくと同時に彼の自我を蝕んでいく。そして力が極限まで上がり完全体となった時、彼の意志は力に完全に支配され自我が失われる。またヴィノーも意識を失った状態となり、永久に心の力を供給し続けるエネルギー体と化す。

グレース #271〜

 デュフォーがまだ幼い頃、身の回りの世話をしていた研究員。彼の辛い境遇に同情し、よく話し相手になっていたらしい。

黒騎士 #323〜 (声・錦織健)

 魔界の治安を守る任を負う、最強の騎士。ガッシュの戴冠式を心から祝福する。

ゲイン #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ブロンド色の本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はよしのり。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。デボロ遺跡において、満身創痍のガッシュたちに止めを刺しに現れる。主に光を操る魔法を得意としている。

ゲリュオス #103〜 (声・柴山由崇)

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、シェンナ色の本を持つかつての魔王候補の一人。8歳。現在の本の持ち主はジョン・オーエン。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。デボロ遺跡入口の警備を担当している。主に体を強化する魔法を得意としており、使える魔法は角を攻撃型に変化させる「デガルク」、牙を剥いて高速回転しながら突撃する「ガルデルク」、頭部に巨大な棘付き兜を纏って突撃する「ギガノ・ディオデルク」など。

ゲルハルト #22〜 (声・加藤将之)

 ドイツに住んでいる、フリガロの本の持ち主。フリガロと共に、シェリーたちと激闘を繰り広げる。

玄宗 #109〜 (声・神奈延年)

 ゾフィスに進んで協力している、ツァオロンの本の持ち主。38歳。中国拳法の達人で強者と戦えるなら思想や立場の善悪は関係ないという考えを持っており、魔物の子同士の戦いに望んで参戦している。人間相手ではもはや満足できなくなったため、人間より強い魔物と戦いたがっているのである。実際その実力はリィエンが敵わないほどであり、鷂子入林などの高等技を軽々と使いこなす。

ゴーマン #89〜 (声・鶴岡聡)

 ロシアに住んでいる、ドンポッチョの本の持ち主。運悪くグスタフたちと遭遇してしまい、まるで手も足も出ずに敗北する。

ゴーム #280〜

 魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、エボニー色の本を持つ魔王候補の一人。本の持ち主はミール。物心付いた頃から親はなく、付き合いのある友人も一人もいないという。クリアと戦い惨敗するも、彼の能力に目をつけたクリアに協力を持ちかけられる。それにより自分だけは生き残れるという約束を条件に、クリアの右腕として動いている。人型のカブトムシとでもいうべき外見をしており、自前の羽で飛行が可能だが「ゴー」「オー」程度の事しか発声できない。また知能もかなり低いようで、ごくごく単純な事柄しか理解できない様子。しかし戦闘能力は異常なまでに高く、アースでも全く手が出なかったほど。魔法とは別に空間を自在に操る特殊能力を持ち、空間移動などをいつでも行う事が出来る。魔物を探知する能力にも優れており、半径5km圏内であれば居場所まで正確に分かる。闇のエネルギーを扱う魔法を得意としており、使える魔法は闇のエネルギーで目標を周囲の空間ごと捻じ曲げ潰す「バークレイド・ディオボロス」、超巨大な闇の棘付きエネルギー球を撃ち出す「ウィー・ムー・ウォー・ジンガムル・ディオボロス」、丸や三角の形をした無数の巨大な闇のエネルギーで全てを侵食し破壊する「ディオボロス・ザ・ランダミート」、闇のエネルギーを撃ち出す「ディオボロス」、闇のエネルギーで敵の術を相殺する「ボージルド・ディオボロス」、大量の闇のエネルギーを撃ち出す「ギガノ・ディオボロス」など。

コーラルQ #164〜 (声・神代知衣)

 魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ハバナローズ色の本を持つ魔王候補の一人。本の持ち主はグラブ。QはQuestionのQで、合体変形ロボになるのが夢。他の魔物の子の位置や強さを正確に探知する特別なレーダーがあり、様々な魔物の子たちのデータを集めていたらしい。その結果、グラブの作戦で確実に倒せると確信したガッシュたちを狙ってくる。主に自分の体を変形させる魔法を得意としているが、時々接触不良を起こしている。使える魔法は、強力なエネルギー波を発射する「ロボルガ」、戦闘ロボットに変形する「ロボルク」、大きな盾を装備したロボットに変形する「ラ・ロボガルグ」、2段階に分離可能なミサイルを発射する「ビーザム・ロボルガ」、ゴムのロボットに変形する「ムロム・ロボルク」、高速走行が可能なバイクロボットに変形する「ディゴウ・ロボルク」、超強力なエネルギー波を発射する「ギガノ・ロボルガ」、攻守両方に使える大きな盾を無数に作り出す「ガンジルド・ロブロン」など。

ゴーレン #103〜 (声・奥田啓人)

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、かつての魔王候補の一人。勝つためには手段を選ばない卑怯者で、騙し討ちなども平気で行っていた模様。最も多くの勝利を収めたというが、結局は現魔王(ガッシュの父)と3人の仲間によって倒された。主に石を操る魔法を得意としており、使える魔法は相手を本に閉じ込め石化させる「ディオガ・ゴルゴジオ」、月光に似た光で石版にした相手を元に戻す「メドルウ」など。

ココ #54〜 (声・西村ちなみ)

 シェリーの無二の親友である大学生で、ゾフィスの本の持ち主。1月8日生まれの18歳、A型。身長165cm。趣味は繕い物、アクセサリー作り。好きなものはオムレツ、アップルパイ。好きなタイプはよく働く人。10年前に自殺しようとしていたシェリーを助け、それ以降ずっとお互いに支え合って生きてきた。その時シェリーに言った言葉「出口の無いトンネルなどない、頑張って歩き続ければいつか光を浴びられる」は、2人にとって正に生きていく支えそのものとなっていたのである。今でこそ貧しさや外見だけで盗っ人扱いされたりバカにされたりと辛い人生を送っているが、それでも決してヤケにはならず生活のために働き大学を目指して勉強し続けてきた。ところがようやく大学に合格し幸せな人生を歩み始められるようになった矢先、ゾフィスが現れて魔物の子同士の戦いへの参加を強制してきた。元々穏やかで優しい性格だった彼女はその要求を拒否したが、それを良しとしなかったゾフィスに心を操られ破壊と殺戮を好む別人格にされてしまう。以来ゾフィスのやる事に積極的に加担し、人の心を踏み躙るような事も平然と行っている。

ゴフレ #7〜 (声・埴岡由紀子、小野大輔)

 魔界から人間界の日本に送り込まれた、薄茶色の本を持つ魔王候補の一人。7歳。本の持ち主は連次。好きなものは魚、ドッグフード、鳥。趣味はフリスビー遊び、可愛い子犬のマネ。人懐っこい子犬のフリをしてガッシュに近付き、本を探し出して燃やそうとする。主に肉体強化の魔法を得意としており、使える魔法は自身の肉体を攻撃的なフォルムに変化させる「ドルク」、尻尾から石塊を放つ「ドルセン」など。

ゴルドー #64〜 (声・家弓家正)

 リビアに住んでいる美術品の輸送業者で、ダニーの本の持ち主。美術品を守る仕事に誇りを持てずにいるダニーの事を一人前とは認めず、揶揄を込めてダニーボーイ(若造)と呼んでいる。シェミラ像の安全を守る仕事をダニーに任せ、彼なりにダニーを一人前に育てようとしている。

コルル #16〜 (声・桑島法子)

 魔界から人間界の日本に送り込まれた、ピンク色の本を持つ魔王候補の一人。6歳。本の持ち主はしおり。好きなものは魚、ホットケーキ、牛乳。趣味はティーナ遊び、しおりとの遊び。とても大人しい性格で戦闘向きではなかったため、戦いから逃げられないよう闘争本能を剥き出しにする別人格を与えられて送り込まれた。人間界に来てからずっと本の持ち主が見付からず彷徨っていたが、とある雨の日にしおりに拾われる。しばらくは平穏に暮らせていたがしおりが本を読んでしまい、一気に別人格が現れて無関係な多くの人々を傷つけてしまう。別人格が現れている間の事は記憶に残らないが、それ以来しおりの態度がおかしくなったのでずっと不安を抱えている。主に肉体強化の魔法を得意としており、使える魔法は伸びて鋭くなった爪で相手を引き裂く「ゼルク」、両拳をミサイルのように撃ち出す「ゼルセン」、いかなる環境でも生命を保つ光膜を生み出す「シン・ライフォジオ」など。

サイコ・ジャングル #95〜 (声・鶴岡聡)

 マジョスティック12の一人。念動力を持っている野生児。

サウザー #173〜 (声・渡辺久美子)

 モンゴルに住んでいる、カルディオの本の持ち主。過去に汚い騙し討ちを受けて以来、仲間がいないと戦えないような輩が大嫌いで、仲間を大事にするサンビームたちに凄まじい敵意を抱く。カルディオの言葉を完全に理解できており、会話や意思疎通なども普通にこなす事が出来る。サンビームたちと引き分けた後はずっと彼らを追っていたが、成り行きでファウードに到着。偶然エリーたちと遭遇するも、呪いをかけられたエリーに自分の妹を重ねてしまう。よって一時的にエリーたちに協力する事になり、それが非常に強い仲間としての絆を生む事となった。ファウードの封印が解けエリーの命が救われた後は、成り行きで清麿たちの心強い味方となる。

サガン #109〜

 ゾフィスに心を操られている、ガメールの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

ザクソン #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、梅紫色の本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はカーター。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。ビョンコの支配下となり世界各地で戦いを繰り広げていたが、アフリカでブラゴたちの返り討ちに遭う。主に聖なる力を操る魔法を得意としている。

サダト #109〜

 ゾフィスに心を操られている、ホイブンの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

ザバス #72〜 (声・葛城七穂)

 魔界から人間界の中国に送り込まれた、ブルーグレーの本を持つ魔王候補の一人。12歳。本の持ち主はガリオント。好きなものは魚、スパゲッティナポリタン。趣味はサイクリング。ウォンレイの気配を感じ取り、本を燃やすために現れた。相手が戦えない状態でも平気で手にかけようとする性格。主に風を操る魔法を得意とするほか、非常に硬度の高い翼を持っており飛行も可能である。使える魔法は、翼で体を包み込み回転をかけて突進する「ガルウルク」、進路を自在に操れる風の鞭を発射する「オル・ウイガル」など。

ザミー #84〜 (声・鶴岡聡)

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ダーク・レッドの本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はトンガリ。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。デボロ遺跡において、攻め込んできたガッシュたちを迎え撃つ。主に肉体強化の魔法を得意としており、使える魔法は腕に付いている爪を自在に伸縮させる「ゴウ・ガイロン」など。

サリー #109〜

 ゾフィスに心を操られている、バキングの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

ザルチム #190〜 (声・堀川りょう)

 魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、シダーグリーンの本を持つ魔王候補の一人。本の持ち主はラウシン・モー。ファウードの力に魅せられてリオウに手を貸している他の魔物と違い、本心からリオウに協力している。そしていつからか、心のどこかでリオウを友達のように思い始めている節がある。よってゼオンにリオウが倒された瞬間からファウードなどどうでも良くなってしまい、ファウードの力を得ようとは欠片も思わなかった。呪いをかけられたアリシエを勧誘しに行った際、思わぬ反撃に遭って恐怖を感じた事に激しい屈辱を感じており彼を目の敵にしている。主に影を操る魔法を得意としているほか、他の魔物の位置を正確に感知する特殊能力を持つ。使える魔法は、頭部の無数の目から放った光で出来た影を太いロープと化し敵を束縛する「オルシド・シャロン」、小さな影絵の武器を巨大化・物質化させる「シドナ・ソルド」、小さな死神の影絵を巨大化・物質化させる「ジボルオウ・シードン」、円錐状の刺の影を実体化させ連射する「ガンズ・シドセン」、伸縮自在の影の槍を無数に撃ち出す「オルダ・シドナ」、短刀の影絵を物質化させ装備する「シドナ・ディップ」、小さな鋏の影絵を巨大化・物質化させ両手に3つずつ装備する「シドナ・ディ・シザルク」など。

ジーザ #外伝〜

 魔物の子。自らが王になりたい野心を持っているが、候補には選ばれず王を決める戦いには参加できなかった。だが魔王となったガッシュを殺せばチャンスがあると考え、ガッシュが接触したムームを利用して王杖を奪わせた上で襲い掛かる。使える魔法は、腕から斑模様のエネルギー波を複数発射する「ビドュロン」、自らの角を乱射する「ビドュオセン」、無数の触手を生やした超巨大な食虫植物を撃ち出す「ネグロノ・ゾオウ・ビドュン」など。

ジード #169〜 (声・石井康嗣)

 バイクで世界中を旅している旅人で、テッドの本の持ち主。テッドには毎日の宿の手配をさせ、自分は毎日の食事を用意している(テッドの分は有料)。「金が無ければ働く、それでも手に入らなければ野宿」というのが彼の持論らしく、テッドは彼へのツケが溜まっているらしい。ガッシュと友達になったテッドを快く思い、友を助けるべく動くテッドを進んでサポートする。

ジェイド #209〜

 ニュージーランドの国民。背が高いらしい。

ジェデュン #207〜

 魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ライラックグレーの本を持つ魔王候補の一人。本の持ち主はエスカルロ・ルン。極度の恥ずかしがり屋で、普通に話せるにも拘らず「ヤンコ」としか言わない。ファウードの力に魅せられてリオウに手を貸しているが、もちろんファウードが復活した暁にはリオウから横取りするつもりである。しかしファウード復活後は歯向かっても勝ち目が無い事を痛感し、とりあえず部下として従う事にする。またリオウの敗北後はゼオンの言葉に従いファウードの力を手にしたため、忠実なファウードの兵士になってしまった。ゼオンのいるコントロールルームの守護を任された事で、魔法よりも肉体の方が重点的に強化されている。腹には第2の口があり、その中にちょうど人が入り込める大きさのカプセルがある。エスカルロはここに入って呪文を唱えているので、本を狙われて危機に陥る事はまずない。主に自分の体を変化させる魔法を得意としており、使える魔法は複数の超巨大な蛇を撃ち出す「バビオウ・グノービオ」、両腕を融合させて巨大な蛇を生み出し撃ち出す「ギガノ・グノビオン」、体全体を高速回転させ敵を切り裂く円盤となる「ガルバビオン」、体中から無数の蛇を撃ち出す「バーガス・グノビオン」、腹部を巨大な盾に変化させる「ボビィ・グノビルグ」、両腕を蛇に変化させて撃ち出す「グノビオン」、体中から無数の巨大な刺を突き出す「ギガノ・グドルク」、体中から複数の巨大な蛇を撃ち出す「ディマ・グノビオン」など。

ジェム #49〜 (声・寺田はるひ)

 イギリスの郊外に住んでいる、ヨポポの本の持ち主。家族に拾われてきたヨポポと仲良くなり幸せな毎日を送っていたが、キクロプたちが現れて家族が酷い目に遭って以来ヨポポに辛く当たっている。しかしそれでも自分たちの敵を討とうとするヨポポをどうしても嫌いになれず、正直になれない自分に腹立たしさを感じている。

シェリー・ベルモンド #7〜 (声・折笠富美子)

 由緒正しきフランスの貴族ベルモンド家の令嬢で、ブラゴの本の持ち主。12月24日生まれの18歳、B型。身長170cm。趣味はお茶、ピアノ。好きなものは紅茶、焼き魚。好きなタイプは世渡りは不器用でも芯の強い人。エリート養成大学入学を目的とした学校の生徒で、GE受験生と呼ばれている。10年前に家に相応しい貴婦人となるための厳しすぎる躾に耐えかね、自殺しようとしているところをココに救われた。以来彼女とは無二の親友としてお互いに支え合い、見事に苦難を突破して見せる。ところが彼女が念願の大学に奨学生として合格した事を伝えに行った際、ココはゾフィスに心を操られ変わり果てた姿になっていた。自分にも平然と攻撃を仕掛けてきた事にショックを受けたが、間一髪のところでブラゴに命を救われ彼女の心を取り戻すべく一刻も早く戦いを終わらせることを決心する。その心は何よりも強固で、自分を無理に従わせようとしたブラゴにも打ち勝ってしまったほどである。後にナゾナゾ博士の訪問でゾフィスの居場所を知り、一大決戦の後に辛くも勝利しココの心を取り戻す。その後は恩返しの意味も込めて、ブラゴを王にすることを改めて誓う。幼い頃の躾のおかげで武術も芸術も一通りこなせるほか、攻撃力を補う意味で装備している超強化ガラス製フレイルは、先端が伸縮自在のワイヤーで本体と繋がっていて様々な応用が可能。ただ目的を果たそうとするあまり周りが見えなくなるほどに一本気で、少し無理をしすぎるところがある。

シェルビィ #139〜 (声・佐藤晴男)

 千年前のパムーンの本の持ち主。ゴーレンの騙し討ちにまんまと引っ掛かり、敗北した。

ジェルボーン・シェツェペリエイト #311〜

 ウマゴンの父に騎乗していた、騎士風の姿をした魔物。

しおり #16〜 (声・今井由香)

 コルルの本の持ち主。雨の中一人で泣いていたコルルを放っておけず、家に連れ帰って世話をするようになる。両親は共働きで家族の会話もままならない状態だったが、コルルはその家族のいない寂しさを埋めてくれるので本当の妹のように思っている。しかしうっかり本を読んでしまってからは、コルルの中の別人格に恐れをなし2度と本を読まないと誓う。

ジャクソン・ベイ #109〜

 ゾフィスに心を操られている、ミラフの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

積丹 #94〜 (声・石井康嗣)

 ドロンマを追い続けている刑事。

シュナイダー #53〜 (声・こおろぎさとみ)

 魔界から人間界のイギリスに送り込まれた、薄いオレンジ色の本を持つ魔王候補の一人。4歳。本の持ち主はカフカ・サンビーム。好きなものは魚、お菓子、干し草、焼き芋。趣味はガッシュと遊ぶ事、歩いたり走ったりする事、噛む事。まだ幼くて言葉を話せず、「メルメルメー」としか言えない。生後ずっと偉大な父が背に人を乗せている事が悔しくてたまらず、同世代の魔物とも仲良くなれなかった。よって友達になりたくて近づいてきたガッシュも一方的に嫌っていたが、2歳4ヶ月の時に父がマダラグモ蛇に咬まれた事が元で、生涯の友を得る事やそれを誇りと感じる父の気持ちを知る。それ以来、ガッシュとはよく遊ぶ親しい間柄になった様子。人間界に来た当初は本の持ち主が見つからずイギリスを彷徨っていたが、偶然見かけたガッシュを追って日本まで来てしまい、紆余曲折を経て清麿の家に居候することになる。ただ話せないのが仇となり、清麿の独断で「ウマゴン」と名付けられてしまった。事ある毎に名前が違う事を伝えようとして頑張るが、サンビームにさえ未だに成功していない(サウザーたちには伝わった)。好奇心が強く余計な事をしてよく周囲を困らせるが、基本的に素直で人懐っこく特にガッシュの事が大好き。しかし戦いや争いが大嫌いなので、ガッシュが戦う原因になっている清麿には決して懐こうとしなかった。やがてナゾナゾ博士の計らいでサンビームと出会い、一時は恐怖から戦いへの参加を拒否するもデボロ遺跡でのガッシュたちの頑張りに心を打たれ、勇気を振り絞って戦闘へ赴く。それからは非常に頼れる仲間の一人となる。主に肉体強化の魔法を得意としており、そのスピードは一際抜きん出ている。使える魔法は、自分の体を武器と化し高速で突撃する「シュドルク」、頭部にスクリュー状の硬い角を生やし超高速で突撃する「ゴウ・シュドルク」、強力な炎を纏って周辺一帯を燃やし尽くす「ディオエムル・シュドルク」、自分の体を超強力な武器と化し超高速突撃する「シン・シュドルク」など。ちなみに「デイオエムル・シュドルク」には、炎を纏ったまま回転して敵に突っ込む「炎の槍(ジャベリン)」、炎で分身を造り複数の敵へ突撃させる「炎の兵隊(トルーパー)」、炎を纏ったまま高速で敵に突撃する「炎の光速矢(ライトニング・アロー)」などの応用を利かせる事に成功している。

ジョニー #177〜

 TVドラマに出演していた俳優。スケートで転んでしまった恋人を素早く助けていた。

ジョビン #103〜 (声・菊池こころ)

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、コーヒーブラウンの本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はユーガ。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。デボロ遺跡において、攻め込んできたガッシュたちを迎え撃つ。主に氷を操る魔法を得意としている。

ジョン #109〜

 ゾフィスに心を操られている、ウリムレの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

ジョン・オーエン #109〜

 ゾフィスに心を操られている、ゲリュオスの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。職業は野球の選手らしい。

ジル #178〜 (声・百々麻子)

 カイルから父の財産を横取りし、管理と称して私腹を肥やしている守銭奴。本来主人であるはずのカイルを掘っ立て小屋に押し込め、自分は豪奢な屋敷に陣取っている。突然現れて自分に意見する居候のレインが、心底気に入らない。

スギナ #13〜 (声・御崎朱美)

 魔界から人間界のポルトガルに送り込まれた、緑色の本を持つ魔王候補の一人。7歳。本の持ち主は春彦。好きなものは魚、シイタケ、ミカン。趣味はファミコン、ゲイラカイト。主に植物を操る魔法を得意としており、そのトレーニング場としてモチノキ町立植物園を選択し無関係の人々相手に非道の限りを尽くす。使える魔法は、木の根や蔓を自在に操る「ジュロン」、植物を巨大化させて種子を弾丸のように放つ「ラージア・ジュガロ」など。

鈴木 #4〜 (声・中山りえ子)

 モチノキ町に住んでいるモチノキ中学2年2組の生徒で、清麿の同級生。将来は妖怪になりたいらしい。

ステング #42〜 (声・矢尾一樹)

 イギリスに住んでいる元プロボクサーで、バルトロの本の持ち主。ホーバーク・キャッスルに住み着いて、バルトロの能力でホーバーク・ヒルの村人に貢物をさせている。また貢物を捧げなかった村人を攫い城内の牢に閉じ込めているが、これは他の町の警察や軍隊に対する人質として利用するためである。力で全てを自分の思い通りに捻じ伏せ、自分さえ楽しければ他人などどうなっても構わないという卑劣漢であり、ゼオンの依頼で清太郎を誘拐した張本人でもある。鞭の扱いには多少の心得があるらしい。

ズラーイ #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ビビット・レッド・パープルの本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はハイドン。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。デボロ遺跡において、満身創痍のガッシュたちに止めを刺しに現れる。主に物体を操る魔法を得意としている。

清兵衛 #19〜 (声・川田紳司)

 フェインの本の持ち主。自己中心的な性格で、四国からモチノキ町までのタクシー料金を魔法で無理矢理踏み倒す横暴さを見せる。

ゼオン・ベル #46〜 (声・高乃麗)

 魔界から人間界の北極に送り込まれた、シルバーの本を持つ魔王候補の一人。本の持ち主はデュフォー。好きなものは魚、ホットドッグ、かつおぶし。趣味は一人遊び、高所から下を眺めること。魔王の息子としてとても強い雷の力を受け継いで生まれ、3歳の頃から厳しい英才教育を施されたエリート中のエリートである。3年前に自分には与えられなかった「バオウ」を持つ双子の弟ガッシュの存在を知り、ただ民間の学校に通い遊び回っているという弟に激しい嫉妬の念を抱いた。更にそのガッシュが何故か魔王候補100人の中に入っていた事で、自分ですら死ぬほどの猛特訓の末選ばれたのにという、父に対する激しい憎悪が生まれる。よってイギリスでガッシュを発見した時、苦しめ続けるために敢えて本を燃やさず魔界での記憶の一切を奪った。やがていち早くファウードの出現を知り、王立図書館での記憶を掘り起こして詳細を知る事に成功、ガッシュたちに情報を与えてリオウを霍乱させている間にファウードの全てを調べ上げる。そして封印が解けた時に密かにリオウにくっついて脳へ侵入、好機を待ってリオウを退けファウードの支配権を乗っ取って人間界の破壊を画策する。しかしガッシュたちを始めとする様々な者たちが「自分ではない誰かのため」に必死で抗い続ける様子を見て、僅かずつ心境に変化が現れ始める。またガッシュから奪った魔界の記憶が脳に流れ込み、ガッシュも辛い境遇で苦しんでいた事を知る。よってガッシュや父に対する一方的な憎しみは消え、これまでの行いにケジメを付ける意味でガッシュとの一騎打ちに望む。父親から修羅の部分を多く受け継いでおり、怒りや憎しみといった負の感情を持ち易い性格をしている。主に雷を操る魔法を得意とし、その力は魔界の王族の中でも歴代最強といわれ「雷帝」と呼ばれるほど。身体能力もずば抜けて高く、魔界の王宮騎士でも恐れるほどの実力を有する。また髪の毛で手紙や分身などを作り出し、離れた所にいる者にメッセージを伝える事も出来る。普段から身に纏っているマントは、とても高価な魔法の布とブローチで作られた伸縮自在の強靭な代物で、ブローチさえ無事であればどんなに破損しても時間と共に修復される攻防一体の武器。使える魔法は、強力な雷撃を放つ「ザケル」、凄まじい雷砲を撃つ超巨大な破壊の雷神を生み出す「ジガディラス・ウル・ザケルガ」、貫通力を強めた強力な雷撃を放つ「ザケルガ」、超強力な雷撃を放つ「テオザケル」、輪状に展開した雷撃から複数の雷矢を放つ「ジャウロ・ザケルガ」、敵の体に激痛を与え続け精神をも破壊する拷問用の雷撃「バルギルド・ザケルガ」、巨大な雷の剣を生み出す「ソルド・ザケルガ」、圧縮された雷撃弾を撃ち出す砲台を8個出現させる「ガンレイズ・ザケル」、無数の雷刃が付いた超巨大な丸鋸状のヨーヨーを生み出す「レード・ディラス・ザケルガ」、巨大な雷撃を放つ「ラージア・ザケル」など。

セカンド・サイト #95〜 (声・西松和彦)

 マジョスティック12の一人。全てを見通す透視能力を持っている。

セッコロ #40〜 (声・三田ゆう子)

 ホーバーク・ヒルに住んでいた少年。ステングの度を超えた要求に抗議しに行った両親が戻ってこないため、村から50km離れた町の外れにある空き家を隠れ家にし、足の速さを活かして町でスリを行い何とか生活している。

セバスチャン #109〜

 ゾフィスに心を操られている、フェリウスの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

ゾフィス #54〜 (声・藤田淑子)

 魔界から人間界のフランスに送り込まれた、濃い赤紫色の本を持つ魔王候補の一人。14歳。本の持ち主はココ。好きなものは魚、羊、ラズベリーケーキ。趣味はチェス、将棋、命令、人の心を弄ぶ事。目的のためならどんな手段をも厭わない非情な性格で、ゴーレンに千年前に石版にされた魔物の子たちに目を付け、原因となったゴーレンに関して徹底的に研究する。その結果ゴーレンの「メドルウ」と同様の光を生み出すことに成功、魔物の子達を石版から解放した。すかさず月の石を使って彼らを完全な支配下に置き、「ロード」を名乗って他の魔王候補たちを一挙に排除すべく動き出す。主に爆発系の魔法を得意としているほか、人の心を意のままにする精神操作能力がある。戦いへの参加を拒否したココの心を弄って凶悪な別人格を作ったり、月の石を使って催眠暗示をかけたりしたのは、全てその特殊能力によるもの。更に高い腕力や瞬発力・判断力・浮遊能力までも備えており、戦闘能力も非常に高い。使える魔法は、小型の爆発球を放つ「ラドム」、爆発する鞭を自在に操る「ロンド・ラドム」、超巨大な爆発球を放つ「ディオガ・テオラドム」、大型の爆発球を放つ「テオラドム」、渦上の爆発で盾を作る「ギガラド・シルド」、螺旋状に絡めた爆発エネルギーを放つ「オルガ・ラドム」、巨大な爆発球を放つ「ギガノ・ラドム」、巨大な爆発球を無数に放つ「ディガン・テオラドム」など。

ゾボロン #67〜

 魔界から人間界のギリシャに送り込まれた、ブラウングレーの本を持つ魔王候補の一人。7歳。好きなものは魚、虫。趣味は歩く事。ヒマラヤ山脈でパピプリオたちと出会い、その能力が自分にとって有益であると確信し一時的に手を組む。その後2ヶ月間はコンビネーションを身につけるための特訓を行い、自信が付いたところで街に降り自分たちの力を試そうとしている。主に爆発系の魔法を得意としており、使える魔法は動きは遅いが破壊力の高いエネルギー弾を撃ち出す「ドグラケル」、動きは遅いが追尾式で破壊力が非常に高いエネルギー弾を撃ち出す「オル・ドグラケル」など。

ゾルゲ・ヘルシュタイン #104〜

 ゾフィスに心を操られている、デンシンの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

田井 #39〜 (声・小栗雄介)

 モチノキ町に住んでいるモチノキ中学2年2組の生徒で、清麿の同級生。夏休みに清麿と川で釣りをする約束をしている。

タイガー #323〜

 キャンチョメの母親。

ダイナソー・アーム #95〜 (声・四宮豪)

 マジョスティック12の一人。恐竜並みの力を持っている。

田井秀明 #11〜

 モチノキ町立総合病院の入院患者。清麿と同じ608号室に入っている。

たかし #V伝〜

 岐阜に住んでいる少年。地元がV字型のメロンを育てている事で有名だとビクトリームにハガキを出したが、その事実は無かった。

高橋真美子 #109〜 (声・岡村明美)

 ゾフィスに心を操られている、アルムの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

高嶺清麿 #1〜 (声・桜井孝宏)

 モチノキ町ヒノキ18−8に住んでいるモチノキ中学2年2組の生徒で、ガッシュ・ベルの本の持ち主。9月18日生まれの14歳、B型。身長172cm。趣味は読書、ツッコミ。好きなものはウナギ、コロッケ。好きなタイプは素直な子。体力的には普通の中学生だが、若くしてIQ190という頭脳を持ちMITの首席卒業生の論文をあっさり理解してしまうほどの天才児。だがそれ故に周囲の生徒や教師から極端に疎まれ、集中的に疎外される結果となってしまった。以来ずっと家に引き篭もり人生の意義を見失いかけていたが、ガッシュが現れた事がきっかけで中学でも受け入れられるようになり友達も飛躍的に増えていく。その後シェリーたちに魔王を決める戦いの事を知らされ、ガッシュと共に戦い抜く事を誓う。またコルルとの出会いで魔王を決める戦いの理不尽さや残酷さに激しい怒りを感じ、二度とこんな悲しい事を起こさないようにガッシュを「優しい王様」にするべく戦う事を改めて決心する。敵の能力を得た情報から分析・把握し、最適な作戦を立案して戦う頭脳戦を得意とする。どんな時でも絶対に希望を失わず、諦めずに立ち向かっていく誰よりも強い心の持ち主。リオウとの戦いで瀕死の重傷を負い死に掛けたが、ガッシュの心臓マッサージとファウードの回復液で一命を取り留め「答えを出す者(アンサートーカー)」となった。とはいえデュフォーに比べると相当に不安定な代物で、定着し始めた頃に見たアホのビンタを食らう夢のせいでそれまで以上に不安定となってしまう。とはいえ後にデュフォーの特訓により、必要な時に応じて引き出せるようになる。腹に据えかねることがあると形相が鬼や悪魔のようになるほか、意外に手先が器用で料理以外は一通りこなせるらしい。

高嶺清太郎 #1〜 (声・置鮎龍太郎)

 イギリスで考古学を教えている大学教授で、清麿の父。森で死にかけていたガッシュを助け、恩返しをしたいという彼に清麿を鍛え直して欲しいと依頼する。ただそれは建前であり、清麿にガッシュが持っている本の解読と記憶を取り戻す手伝いをしてほしいというのが本音だった。やがて清麿から魔王を決める戦いのことを聞き、清麿たちに色々協力するようになる。

高嶺華 #1〜 (声・山崎和佳奈)

 モチノキ町に住んでいる兼業主婦で、清麿の母。中学で周囲に馴染めず家に引き篭もっている清麿を心配していたが、ガッシュが来てから清麿の様子がどんどん変化していき安心している。普段は仕事に行っているようだが、職業は不明。

タコス #109〜

 ゾフィスに心を操られている、バラホーの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

ダニー #64〜 (声・山口勝平)

 魔界から人間界のリビアに送り込まれた、紫色の本を持つ魔王候補の一人。15歳。本の持ち主はゴルドー。好きなものは魚、タイヤキ、チョコミントアイス。趣味は格闘、ファミコン、ドライブ。ゴルドーから美術品を守る仕事を与えられているが、どうしてもそれに誇りを持てずボーイ(若造)呼ばわりされている。根は優しいせいか偶然出会ったガッシュと友達になり、シェミラ像を見せてやる約束をする。主に回復の魔法を得意としており、戦闘は専ら体術のみで行う。使える魔法は、傷や体力などを全て瞬時に完治させる「ジオルク」など。

ダリア・アンジェ #109〜 (声・永野愛)

 ゾフィスに心を操られている、ベルギム・E・Oの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

ダルタニアン #40〜 (声・玄田哲章)

 イギリスで地学を教えている大学教授。12月2日生まれの55歳、AB型。身長180cm。好きなものはマカジキ、ビスケット。好きなタイプはニコール・キッドマン。清太郎とは長い付き合いで、共同研究も行っているという。本人によれば趣味ではないらしいが、コスプレとも着ぐるみともつかない怪しげな衣装を着ている事が多い。またその格好で、清太郎がガッシュを拾った森を徘徊している事もある。

ダルモス #103〜 (声・江川央生)

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、グレイッシュ・ピンクの本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はエリザベス。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。デボロ遺跡入口付近の警備を担当している。主に肉体強化の魔法を得意としており、使える魔法は鋭い刃が付いた鉄球を撃ち出す「ベギルセン」、腕を伸縮自在の体を持つ大口の化け物に変化させる「アムベギル」、硬い鎧を纏い身体能力を上げる「ベギルク」、腕をガトリング銃に変化させエネルギー弾を乱射する「ガンズ・ベギル」、両腕に岩をも切り裂く鋭い刃を生やす「キロロ・アムベギル」、自分の体の周囲に爆発を起こす「ベギルバオ」など。

ダン #109〜

 ゾフィスに心を操られている、メウムツメの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

チータ #179〜 (声・伊藤静)

 ミシンを使う縫製の仕事で生活している、ロデュウの本の持ち主。元々は明るく気立ての良い性格だったが、右目に傷を負い失明した挙句傷が残ってしまった事で、周囲から奇異の目で見られるようになってしまった。更に付き合っていた恋人にも暴言を吐かれ、人目を避けてひっそりと孤独に生きるようになる。ロデュウと出会ったのはそんな時で、傷を隠すマスクは彼から貰ったもの。マスクを付けると今度は怖がられて誰も近付かなくなり、結局のところ彼女自身の生き方は変わらなかった。リオウと出会って以降ロデュウのファウード横取り計画に賛同し、進んで協力している。リオウが倒されゼオンが取って代わってからも、ファウードのために戦うというロデュウの意志に従い続けている。頭の回転はかなり速く、戦闘における情報分析力や作戦立案能力は侮れないものがある。

チェリッシュ #169〜 (声・永野愛)

 魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、シャトルーズイエローの本を持つ魔王候補の一人。本の持ち主はニコル。魔界ではテッドを含めた身寄りのない子供達のリーダー的存在で、誰一人分け隔てなく接し精神的にも肉体的にも彼らの心の支えとなっていた。ニコルがリオウに呪いをかけられてしまったので、仕方なくファウードの復活に協力している。ファウードが復活して呪いが解けた後も勝ち目が無い事を痛感し、とりあえず部下として従う事にする。しかしリオウの敗北後ゼオンに従わずファウードの力を手にしなかったため、「バルギルド・ザケルガ」の激烈な苦痛で無理矢理支配されてしまう。後にテッドの必死の頑張りでかつての心を取り戻し、ゼオンの絶対的恐怖に打ち勝つことができた。それからは魔界に帰ったテッドに代わり、ガッシュたちと共にゼオンを倒す事を誓う。主に鉱石を扱う魔法を得意としており、使える魔法は大きな鉱石の塊を撃ち出す「ゴウ・コファル」、小さな鉱石の塊を複数撃ち出す「ガレ・コファル」、超巨大な鉱石の塊を撃ち出す「ディオガ・コファルドン」、小さな鉱石の塊を撃ち出す「コファル」、巨大な鉱石の塊を撃ち出す「ギガノ・コファル」、大きな鉱石の塊を複数撃ち出す「ガンズ・ゴウ・コファルガ」、スコープ付きの超長距離狙撃ライフルで鉱石の銃弾を撃つ「グラード・マ・コファル」、無数のビット付きの巨大な超長距離狙撃ライフルで鉱石の銃弾を一斉連射する「シン・グラード・ガンズ・コファル」など。

チャーミー #109〜

 ゾフィスに心を操られている、バディオスの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

ツァオロン #103〜 (声・中村悠一)

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ライトターコイズの本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主は玄宗。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。デボロ遺跡において、所定の場所で攻め込んできたウォンレイたちを迎え撃つ。主に棍を武器とした格闘系の魔法を得意としており、使える魔法は棍を強化し自在に伸縮させる「エルド」、棍の強度を飛躍的にアップさせる「ゴウ・エルド」、巨大なサメ型のエネルギーを撃ち出す「ザオウ・ギルエルド」、高速で棍を無数に突き出す「ガンズ・エルド」など。

ツー・ライティング・アイ #95〜

 マジョスティック12の一人。目から光線を放つ事が出来る。

ティオ #35〜 (声・釘宮理恵)

 魔界から人間界のオランダに送り込まれた、朱色の本を持つ魔王候補の一人。6歳。本の持ち主は大海恵。好きなものは魚、シーチキン、ケーキ。趣味は歌、ダンス、首絞め、恵のマネ。高所恐怖症で高いところは苦手。魔界にいた頃は、よくガッシュやキャンチョメをイジメていたらしい。人間界に送り込まれてからしばらくして、友達だったマルスたちに船上で追い詰められ海に転落、とある港に流れ着いたところを恵に拾われる。以来パートナーでもある恵を姉のように慕い、時には叱咤激励もしている。マルスに裏切られてから他の魔物を一切信用できなくなっていたが、ガッシュたちに助けられて「優しい王様」になりたいという気持ちを知り、お互いに信頼し合える大切な仲間となる。またその時からガッシュに徐々に惹かれていき、いつの頃からかはっきりと好意を寄せるようになっている。怒ると思いっきり相手の首を両手で締め上げる癖があり、しかも握力が80〜120kgと異常なまでに高いため、魔界では「首絞めティオ」の名で恐れられている。主に聖なる力を扱う防御系の魔法を得意としているので戦いは防戦一方になりがちだが、それを少しでも補うべく恵に合気道を教えてもらっている。使える魔法は、周囲に半球状のシールドを張る「セウシル」、三日月状のエネルギー波を放つ「サイス」、大きく強力な円盤状の盾を出す「マ・セシルド」、半球状のシールドを敵の周囲に出現させ敵の攻撃を敵自身に跳ね返す「ギガ・ラ・セウシル」、傷付いた体と心の力を回復させる「サイフォジオ」、今まで受けた屈辱や憎しみを全て力に変え敵にぶつける「チャージル・サイフォドン」、傷付いた仲間たちを守りたいという思いを全て超巨大な盾へと変える「チャージル・セシルドン」、仲間を守りたいという思いを複数の超巨大な盾へと変える「リマ・チャージル・セシルドン」、周囲にいる自分以外の仲間全てを完全回復させる「シン・サイフォジオ」など。

デゴスミア #238〜

 ファウード内部の、脳へと続く部屋にいる魔物。3つ首の巨大な化け物で、凄まじい怪力と頑丈な体を持つ。ただ知能がかなり低く、バカなのが玉にキズ。

デコフィス #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、あやめ色の本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はベンバールード。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。デボロ遺跡において、攻め込んできたガッシュたちを迎え撃つ。主に自分の息を操る魔法を得意としている。

テッド #169〜 (声・竹内順子)

 魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、サックスブルーの本を持つ魔王候補の一人。本の持ち主はジード。身寄りの無い孤児だったがチェリッシュに拾われてずっと一緒に暮らしてきたため、彼にとって彼女はかけがえの無い存在となっている。よって人間界に送られてからというもの、ずっとジードと共にチェリッシュを探して世界中を旅している。毎日の食事はツケでジードに用意してもらっており、代わりに宿の手配をするのが日課である。偶然出会ったガッシュとは意地の張り合いを通じて友達になり、結果として非常に心強い味方となる。主に肉体強化の魔法を得意としており、使える魔法は身体能力を上げる「ドラグナー・ナグル」、身体能力を大きく上げる「セカン・ナグル」、身体能力を飛躍的に上げる「サーズ・ナグル」、身体能力を最大限に上げる「フォルス・ナグル」、身体能力を限界まで上げる「フィフス・ナグル」、身体能力を限界以上に無理矢理引き上げる「ドラグノン・ディオナグル」、身体能力を極限以上に引き上げる「シン・ドラグナー・ナグル」など。ちなみに、毎日ビシッとセットしている髪は彼の自慢らしい。

デモルト #53〜 (声・大友龍三郎)

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、鉄紺色の本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はローベルト・ヴァイル。ゴーレンとの戦いに敗れて石版にされ、千年間ずっとアフリカの遺跡に放置されていた。調査隊に発見されてからしばらくはイギリスの大学で研究されていたが、ビョンコに盗み出されゾフィスの元へ運ばれてゾフィスの私兵として復活させられた。デボロ遺跡において、最も重要な月の石を守る役目を与えられている。主に肉体強化の魔法を得意としており、その比類なき攻撃力と一度暴れ出したら周りが見えなくなる性格から「狂戦士」と呼ばれ恐れられていたらしい。使える魔法は、腕の角を蛇腹剣に変化させる「ゼモルク」、腕の角を4つの蛇腹剣に変化させる「オルダ・ゼモルク」、腕の角を分離して三節棍に変化させる「リゴン・ゼモルク」、頭の角を棘付きの襟巻きに変化させ急所の首周りを覆う「ヘドュン・ゼモルク」、腕の角を巨大な4弾の弾柱に変化させ自動装填して打ち出す「ラギアント・ジ・ゼモルク」、腕を業火で包み込む「ディオエムル・ゼモルク」、背中の羽根を強化して飛行速度を上げる「バウロ・ウルク」、全身を飛躍的に強化し凶暴化する「ギルガドム・バルスルク」など。

デュフォー #48〜 (声・緑川光)

 生まれつきの「答えを出す者(アンサー・トーカー)」である、ゼオンの本の持ち主。幼い頃に母親の手で1万ドルと引き換えにとある研究機関に引き渡され、以来ずっと非道な人体実験をされ続けていた。その挙句研究が終了した途端に北極の研究施設ごと始末されそうになったため、人間という生物そのものに深い憎しみを抱いている。よって自分も含めて人間など特に大切にするような存在ではなく、地球がどれほど壊されようと構わないという考えを持つ。ファウードを乗っ取るというゼオンの考えに賛同し進んで協力しているのは、純粋にファウードに興味を持ち行使される力を存分に見てみたいと思ったから。非常に高い身体能力に加え、怒りや憎しみの感情が出ている時に最も発揮されるという「答えを出す者」の能力によって、常人では足元にも及ばないほどの戦闘能力を有する。更にもし長期戦で心の力を使い切ってしまっても、一定時間じっと精神を集中するだけで回復できるという特殊な能力も持っている。ガッシュたちとの戦いでゼオンが消えた後は当てもなく世界を放浪していたが、とある村で人の命を救った事がきっかけでゼオンを家族と感じていた事を自覚。やがて「答えを知る者」の能力を買われ、清麿に頼まれて対クリア戦に向けての指導を行う事になる。

テレパシス・リーダー #95〜 (声・飯田利信)

 マジョスティック12の一人。テレパシーにより、全ての能力者を纏める司令塔の役目を果たしている。

デンシン #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、茜色の本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はゾルゲ・ヘルシュタイン。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。ビョンコの支配下となり、世界各地で戦いを繰り広げている。主に光を操る魔法を得意としており、使える魔法は強力な光の矢を放つ「ギガノ・ビレイド」、自在に操れる光の鞭を生み出す「オルダ・ビレイロン」など。

遠山 #34〜 (声・中田和宏)

 モチノキ中学に勤めている、日本史の教師。清麿にテストで100点取られるのが悔しくて、わざわざ清麿が休んでいる日に出題する問題の授業を行っている。ただ清麿に点数を取られたくないという一心で途方もない問題を出すため、生徒たちの評判は最悪である。

ドグモス #103〜 (声・藤本たかひろ)

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、オリーブ色の本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はボール・カーン。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。パティの支配下となり、ガッシュたちを襲撃する。主に大地を操る魔法を得意としており、使える魔法は岩の大砲で大岩を無数に撃ち出す「グランセン」、巨大な岩の蛇を生み出す「グランガ・コブラ」など。

ドム #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ビビット・パープルの本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主は兎。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。デボロ遺跡において、満身創痍のガッシュたちに止めを刺しに現れる。主に大地を操る魔法を得意としている。

トレマー・モグラー #95〜

 マジョスティック12の一人。ドリルを使って土中を高速移動できる。

泥馬小太郎 #93〜 (声・安原義人)

 盗みの芸術家と呼ばれている伝説の怪盗で、通称はドロンマ。馬のように細長い顔をしておりウマゴンに本の持ち主と間違えられるが、ウマゴンを騙して盗みの手伝いをさせようとする。伝説とまで言われているだけあって身体能力は非常に高く、これまでもその素早さで追っ手から逃げおおせて来ている。ちなみに、車を運転しようとするとクラクションを押し続ける状態になってしまうらしい。

トンガリ #109〜

 ゾフィスに心を操られている、ザミーの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

ドンポッチョ #89〜 (声・飯島肇)

 魔界から人間界のロシアに送り込まれた、黄緑色の本を持つ魔王候補の一人。13歳。本の持ち主はゴーマン。好きなものは魚、肝油、チーズ。趣味はパンクロック、歯磨き、相撲。運悪くバリーたちと遭遇してしまい、まるで手も足も出ずに敗北する。主に音を操る魔法を得意としている。

ナオミ #7〜 (声・溝脇しほみ)

 モチノキ町の公園でよく遊んでいる女の子。10月30日生まれの5歳。B型。身長105cm。好きなものはカレーライス、コーラ。趣味はドライブ、ガッシュイジメ。何かとガッシュを目の敵にし、見かけては嫌がらせを行っている。怖いくらい両親にそっくり。

中田鯖江 #21〜 (声・寺田はるひ)

 中田先生の妻。4月28日生まれの42歳、O型。身長168cm。趣味は踊り、買物。好きなものは肉、ケーキ、桃。好きなタイプはブラッド・ピット。普段はワイフと呼ばれており、大安売りやバーゲンが好きな普通の専業主婦である。ただ、腕力は物凄い。時々公園でガッシュと遊んでいるらしい。

中田秀寿 #1〜 (声・山口健)

 モチノキ中学に勤める数学教師で、清麿の担任。天才児ゆえに授業態度の悪い清麿を目の敵にしていたが、甲虫銀行強盗事件の一件で彼を見直し普通に接するようになっていく。妻の鯖江とは生徒も呆れるほどの熱愛ぶりであり、学校に連れてきてしまう事もしばしば。ちなみに3年生の担任になる時だけメガネを外してバージョン2となり、顔も性格も別人のように険しく厳しくなる。この時のコードネームはTM・リー。

仲村マリ子 #4〜 (声・埴岡由紀子)

 モチノキ町に住んでいるモチノキ中学2年2組の生徒で、清麿の同級生。合唱部に所属。鈴芽とは仲の良い幼馴染みである。

ナゾナゾ博士 #95〜 (声・納谷六朗)

 引退した元医者で、キッドの本の持ち主。6月1日生まれの67歳、O型。身長180cm。趣味は読書、情報集め、旅。好きなものは寿司、ポタージュスープ、チャーハン。好きなタイプは楽しい子。特技はマジックで、人をからかうのが大好き。手術に失敗して孫を死なせて以来、ずっと人里離れた図書館に一人で籠っていた。訪ねて来たキッドに頼まれ、溜め込んだ知識を使ってキッドを王へと育て上げるべく旅に出る。ある時ゾフィスの邪悪な企みに感付き、対抗するために様々な魔物の子たちと接触して仲間に成り得る者たちを探している。また可能性ありと見た者たちとは1度しっかりと戦い、眠っている力を引き出す手助けをしたりもしている。清麿たちに少し遅れてデボロ遺跡に赴き、合流後共に戦っていく事になる。ベルギム・E・Oとの戦いで相討ちとなりキッドと別れる事になってしまうが、その後も出来る限り清麿たちに協力する。時々嘘を付く悪い癖があり、純粋なキッドはその度に騙されている。

ニコル #196〜 (声・相田さやか)

 アフリカの保安官で、チェリッシュの本の持ち主。鳥獣保護区で仕事をしていた時、野宿をしているチェリッシュと出会った。女の二人旅は何かと危険なので、ずっと男装し続けている。リオウに呪いをかけられてしまい、仕方なくファウードの復活に協力する。リオウが倒されゼオンが取って代わってからは、ゼオンに怯えるチェリッシュを気遣いガッシュたちと戦わざるをえなくなる。テッドの活躍でチェリッシュが解放されてからは、彼女と共にゼオンを倒す決心をし心強い味方となる。

ニョビイオ #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ビビット・ブルーの本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はノリス。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。デボロ遺跡において、満身創痍のガッシュたちに止めを刺しに現れる。主に機械系の魔法を得意としている。

ニンニン #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ディープ・ブルーの本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はカーリー。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。デボロ遺跡において、満身創痍のガッシュたちに止めを刺しに現れる。主に体内エネルギーを操る魔法を得意としており、使える魔法は回転をかけたエネルギー波を放つ「ネシルガ」など。

ノウメン #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、レンガ色の本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主は金城。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。デボロ遺跡において、満身創痍のガッシュたちに止めを刺しに現れる。主に格闘系の魔法を得意としている。

野口 #39〜 (声・内藤玲)

 モチノキ町に住んでいる、モチノキ中学2年の生徒。夏休みに清麿と朝顔を育てるという約束をしたと言い張る。

ノリス #109〜

 ゾフィスに心を操られている、ニョビイオの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

バーゴ #85〜 (声・園部啓一)

 魔界から人間界のスペインに送り込まれた、オレンジ色の本を持つ魔王候補の一人。6歳。本の持ち主はフリト。好きなものは魚、羊、豚、鳥など。趣味は食事。スペインの村々において、多くの食料や家畜を奪い取っている。主に炎の魔法を得意としており、自前の翼で飛行も可能である。使える魔法は、激しい炎を吐く「フレイド」、炎の輪を無数に吐き出す「リン・フレイド」、牙を弾丸のように撃ち出す「バレイド」、巨大な高熱のビームを放射する「ギガノ・ビレイド」など。

ハイド #319〜 (声・浦和めぐみ)

 魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、スカイブルーの本を持つ魔王候補の一人。8歳。本の持ち主は窪塚泳太。ガッシュたちとは出会う事無く、他の魔物の子に負けて魔界へ還された。

ハイドン #109〜

 ゾフィスに心を操られている、ズラーイの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

バウザー #109〜

 ゾフィスに心を操られていた、イカゲッソの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化していた。

バキング #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ダル・ブルーの本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はサリー。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。デボロ遺跡において、満身創痍のガッシュたちに止めを刺しに現れる。主に肉体強化の魔法を得意としており、使える魔法は体を覆う鎧を攻撃的に強化し身体能力を上げる「バルガドルク」など。

ハジメ #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ディープ・イエロー・グリーンの本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はアンナ。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。デボロ遺跡において、攻め込んできたガッシュたちを迎え撃つ。主に格闘系の魔法を得意としている。

パティ #100〜 (声・松井菜桜子)

 魔界から人間界のオーストラリアに送り込まれた、濃いオレンジ色の本を持つ魔王候補の一人。7歳。本の持ち主はウルル。好きなものは魚、甘いもの、スルメイカ。趣味はガッシュのストーカー、歌、妄想。魔界にいた頃に自分のプライベートビーチで魚を取っていたガッシュに一目惚れし、ずっと一方的に片思いしていた。人間界に来てからもガッシュを探し続けていたが、ガッシュが自分のことを覚えていなかった事にショックを受け凄まじい憎悪を持って戦いを挑む。その時は敗北しつつも何とか逃げおおせて、ビョンコの案内でゾフィスの元へ行く事になる。その結果ゾフィスの下について千年前の魔物の子たちを使い、執拗にガッシュたちを付け狙う。しかしデボロ遺跡でレイラの涙により自分たちの行いの非道さに気付き、罪滅ぼしも兼ねて遅ればせながらガッシュたちに協力する。主に水を操る魔法を得意としており、使える魔法は強力な水流を放出する「アクル」、水で渦巻状の盾を作る「アシルド」、水を相手に向かって放出する「アク・スプレイド」、自在に操れる水の鞭を無数に生み出す「オルダ・アクロン」、水の鎌を無数に撃ち出す「アクル・キロロ」、手足に大きな水の爪を装着する「アクロウク」、敵を食い破る巨大な水の龍を生み出す「スオウ・ギアクル」、無数の水球を乱射する「ガンズ・アクル」、回転を加えた水流を放出する「アクルガ」、あらゆるものを食い破る超巨大な水の龍を生み出す「シン・スオウ・ギアクル」など。

バディオス #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、薄い黄色の本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はチャーミー。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。パティの支配下となり、飛行能力を買われて仲間たちの運搬役を務めている。主に光を操る魔法を得意としている。

バニキス・ギーゴー #208〜 (声・滝知史)

 リオウの本の持ち主。普段は安全なリオウの体の中にいるが、本気で戦う時にだけ外に出る。リオウに負けず劣らず、非情で残酷な性格の持ち主。リオウがゼオンに敗れた後は、ファウードのコントロールルームに捕らわれ身動きを封じられている。

馬場杏杏 #32〜 (声・鈴木れい子)

 正の母親で、とても体の大きなお婆さん。息子のことはどんな時でも一人でやっていけるようにと極力放任主義でいたが、結婚したい女性が出来たという報せを受けてとても嬉しがった。そして息子が見初めたというヒロミに一目会いたいと思い立ち、山3つを徒歩で越えてモチノキ町に来訪する。ただ息子には内緒で会いたかったので手掛かりがなく困っていたのだが、偶然出会ったガッシュの申し出で一緒に捜すことになる。

馬場正 #33〜

 杏杏の息子。長く付き合っていたヒロミと結婚したいと考えるようになり、その事を手紙に書いて母に送った。

パピプリオ #67〜 (声・山崎みちる)

 魔界から人間界のアメリカに送り込まれた、濃いターコイズブルーの本を持つ魔王候補の一人。8歳。本の持ち主はルーパー。好きなものは魚、シガレットチョコ、ラーメン。趣味は人を馬鹿にする事、ナンパ、遊園地で遊ぶ事。ヒマラヤ山脈でゾボロンたちと出会い、その能力が自分にとって有益であると確信し一時的に手を組む。自信をつけて町に降りるがガッシュたちのコンビネーションに敗れて逃走、巡り巡ってリオウ一派と出会い配下となる。とはいえ彼らの目的を教えてもらえるような立場には無く、ひたすら仲間集めに奔走している。リオウの敗北後はファウードからの脱出を図るが、飛び込んで来たテッドたちに捕まってしまい道案内をする羽目になる。そのまま成り行きで、ガッシュたちの手助けをする事になってしまった。そして魔物が残り10人となってからは、核シェルターを買うべくタレントとしてお金を稼ぐ毎日を送っている。主に液体系の魔法を得意としているが攻撃力に乏しく、誰かと組んでこそ真価を発揮するタイプ。ただし身体能力は中々に高く、動作も素早い。使える魔法は、一定時間で固まる粘着液を放つ「ダレイド」、麻痺毒を含む粘液を放つ「ポレイド」、煙幕を張る「モケルド」、強力な溶解液を放つ「ギガノ・ジョボイド」、敵を滑らせる粘液を放つ「ニュレイド」、猛烈な痒みを引き起こす霧を発生させる「モスレイド」、強靭な捕獲用の網を放つ「アミレイド」、莫大な量の溶解液を放つ「ディオガ・ジョボイド」、溶解液を放つ「ジョボイド」など。

バビル #103〜 (声・菊池こころ)

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、サンライトイエローの本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主は汪・靖宇。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。ビョンコの支配下となり、世界各地で戦いを繰り広げている。主に十字模様入りの光を操る魔法を得意としており、使える魔法は十字模様の入った超強力な光線を放つ「ギガノ・ボギルガ」、十字模様の入った強力な光線を放つ「ボギルガ」など。

バムウ #103〜 (声・山口眞弓)

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、オリーブ・イエローの本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はルーク・ブラウン。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。実力はかなりのもので、ブラゴたちを倒すための刺客として送り込まれる。主にエネルギーを操る魔法を得意としており、使える魔法は自在に操れるエネルギー波を放つ「オル・フレイガ」、地中から無数のエネルギー波を撃ち出す「ガンジャス・バルフレイ」など。

パムーン #83〜 (声・松岡洋子)

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ライトイエローの本を持つかつての魔王候補の一人。8歳。元の本の持ち主はシェルビィ、現在の本の持ち主はランス。ゴーレンとの戦いに敗れて石版にされ、千年間ずっと放置されていた。ある時田邉骨董店に置かれているのを清麿が発見し、購入して色々試してみるも全く効果は無く彼の恨みを買うことになる。万策尽きて放置されているのをビョンコが見つけて盗み出し、ゾフィスの元へ運ばれゾフィスの私兵として復活させられた。石版にされた恐怖は彼の心に深い傷を負わせており、その恐怖を2度と味わわなくて済むなら何でもするほどの呪縛となっている。デボロ遺跡において、所定の場所で攻め込んできたガッシュたちを迎え撃つ。主に光を操る魔法を得意としており、体の一部である星は魔法を使わなくても自在に操れる他、纏っているエネルギーを使って星同士を結び敵を縛り上げるロープとすることも出来る。使える魔法は、多数の星からビームを放つ「ファルス」、多数の星から回転を加えたビームを放つ「ファルガ」、5つの星でピラミッド型のシールドを形成する「ファシルド」、ビームを放ち続ける星を自在に操る「デーム・ファルガー」、星をX字に並べビームを集中させて特大ビームを放つ「エクセレス・ファルガ」、星を体に貼り付かせ身体能力を強化する「オルゴ・ファルゼルク」、上空に円状に集合させた8つの星から特大ビームを放つ「ディオガ・ファリスドン」、星を集中させ5体の巨大な妖精を生み出す「ペンダラム・ファルガ」、光で体を包み浮遊させる「フェイ・ファルグ」、無数の星を生み出し自由自在に攻撃を行う「ファルセーゼ・バーロン」など。

パヨム #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、オーカー色の本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はビアラハム。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。デボロ遺跡において、満身創痍のガッシュたちに止めを刺しに現れる。主に音を操る魔法を得意としている。

バラホー #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ライト・イエロー・イッシュ・ブラウンの本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はタコス。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。デボロ遺跡において、満身創痍のガッシュたちに止めを刺しに現れる。主に肉体強化の魔法を得意としており、使える魔法は腕の盾と顔を同化させ攻撃・防御力を上げる「ギルドルク」など。

パラマキロン #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ライト・パープルの本を持つかつての魔王候補の一人。8歳。現在の本の持ち主はウォーレン。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。ビョンコの支配下となり、魔物の子の気配を感じ取る能力を活かして索敵の役割を担っている。主に光を操る魔法を得意としており、使える魔法は光を纏って高速回転しながら突撃する「ガルネシル」など。

バランシャ #80〜 (声・山口由里子)

 魔界から人間界のウガンダに送り込まれた、メキシカンイエローの本を持つ魔王候補の一人。14歳。本の持ち主はガルザ。好きなものは魚、フルーツ。趣味は走る事、キリンと戯れる事。ガルザの計画に乗り、狩場に誘い出されたガッシュたちを襲う。主に自らの肉体を変化させる魔法を得意としているほか、獣を越えた五感と運動能力を持っている。使える魔法は、強力な衝撃波を放つ「ウォケル」、自身の肉体を攻撃的なフォルムに変化させる「ドルク」、自分の幻を出現させる「ボルク」、自分の姿を消す「グ・リアルク」、棘付きの鎧を身に纏う「ギガノ・ガドルク」など。

ハリー・ジェット #207〜 (声・高橋広樹)

 ギャロンの本の持ち主。ギャロンのファウード横取り計画に賛同し、協力している。リオウが倒されゼオンが取って代わってからも、ファウードのために戦うというジェットの意志に従い続けている。弱い相手には弱い呪文で、強い相手には強い呪文で対抗する徹底した相互主義者。

パルコ・フォルゴレ #26〜 (声・高橋広樹)

 イタリアのミラノを拠点とする世界的スターで、キャンチョメの本の持ち主。9月7日生まれの23歳。AB型。身長190cm。趣味はダンス、ナンパ、オシャレ。好きなものはオリーブオイルたっぷりのスパゲティ。好きなタイプはセクシーバンビーナ。俳優として映画やドラマに出演したり日本限定でCDを出したりと、その人気は非常に高く世界中に多くのファンが存在する。一見ひ弱でいい加減そうな印象を受けるが、ファンレターをくれた入院中の女の子にこっそり会いに行ったりプレゼントをあげたりと、ファンを大切にし人を思いやることの出来る優しい性格。自分のカッコよさに絶対の自信を持ち、女の子を虜にしながら我が道を突っ走っている。しかし若い頃は生まれ持った体躯と力を過信して好き放題に暴れ回る、故郷では有名な一匹狼だった。とうとう親にも見捨てられたある日、カバに小鳥が止まっているTV映像を見かけた事がきっかけで偉大なスターが誕生したらしい。ただ両親は未だに彼を怖がり、決して近寄ろうとしないという。とある雨の日に「高貴なる魂」を認め合って友となったキャンチョメの事を誰よりも大事に思っており、清麿たちとも同じ志を持つ友人となっていく。ちなみにヒット曲は「チチをもげ」。

バルトロ #42〜 (声・梁田清之)

 魔界から人間界のイギリスに送り込まれた、モスグリーンの本を持つ魔王候補の一人。5歳。本の持ち主はステング。好きなものは魚、パン、サボテン、ザリガニ。趣味はボクシング、ガーデニング。ステングと共にホーバーク・キャッスルに住み着き、悪行の手助けを行っている。主に物を操る魔法を得意としており、普段は巨大な鎧を操って自分を巨体に見せかけている。しか、小柄な体格ながら、自身の戦闘能力も決して低くはない。使える魔法は、花をくっつけたものを自在に操る「ゼベルオン」、操っている物体の一部を放出する「ゼベルセン」など。

春彦 #13〜 (声・森久保祥太郎)

 スギナの本の持ち主。スギナの能力を使いこなすためのトレーニング場としてモチノキ町立植物園を選択、無関係の人々相手に非道の限りを尽くす。スペイン語に堪能な様子。

ビアラハム #109〜

 ゾフィスに心を操られている、パヨムの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

ビクトリーム #103〜 (声・若本規夫)

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、スカイ・グリーンの本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はモヒカン・エース。好きなものは魚、メロン。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。自分のV字型の体に凄まじい愛着を持っており、体勢や魔法の痕跡などどんな時でもVに拘る。デボロ遺跡入口付近の警備を担当しており、戦いたくてウズウズしている。主に光を操る魔法を得意としており、魔物の子の気配を感じ取る能力もある。また頭部を体と分離させ、浮遊する特殊能力もある。使える魔法は、V字型の頭部全体から光線を発射する「マグルガ」、両腕・両肩・股間の光球に力を込める「チャーグル」、腕を伸縮自在のヨーヨーに変化させる「マグル・ヨーヨー」、光球に込めた力で体全体から最大限の光線を発射する「チャーグル・イミスドン」、無数の巨大なV字型の光線を撃ち出し一定広範囲内で大暴れさせる「シン・チャーグル・イミスドン」など。

ビッグ・ボイン #95〜 (声・永野愛)

 マジョスティック12の一人。胸が大きいのが自慢であり、大勢の人に胸と踊りを見せたがっている。敵の目を引き付ける「ボイン・チョップ」が得意技。

ビョンコ #102〜 (声・高戸靖広)

 魔界から人間界のマダガスカルに送り込まれた、黄緑色の本を持つ魔王候補の一人。7歳。本の持ち主はアルヴィン。好きなものは魚、虫。趣味はオシャレ、何事も頑張る事、媚びへつらう事。ゾフィスの強さにすっかり魅せられてしまい、自分から軍門に下ったらしい。石版を集めてきたりパティを勧誘したり、はたまた千年前の本の持ち主の子孫を探し出したりと、ゾフィスを王にするために一生懸命働いている。しかしデボロ遺跡においてレイラの涙で自分たちの行いの非道さに気付き、罪滅ぼしも兼ねて遅ればせながらガッシュたちに協力する。ちなみに頭部のクローバーは本来四つ葉だったらしいが、アルヴィンの気紛れで一枚千切られ三つ葉になってしまっている。主に液体を操る魔法を得意としており、使える魔法は手足を巨大化させる「ギガロロ・ニュルルク」、大量の泡を吐き出し敵を滑らせる「ラージア・ニュルセン」、ジェル状の盾を出現させ敵の攻撃を封じ込める「ギガノ・ニュシルド」、ジェル状の超巨大龍を生み出す「シン・ニュシルド」など。ちなみに「ギガノ・ゲロスト」というのは、彼が勝手に考えた呪文で実際には存在しない。

ビリー・フェリス #109〜

 ゾフィスに心を操られている、ガンツの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

ヒロミ #33〜 (声・永野愛)

 正と付き合っている女性。見かけはいかにも今風のファッションだが、とても心根の優しい人物である。

ファイヤー・エルボー #95〜

 マジョスティック12の一人。炎を自在に操る事が出来る。

ファウード #167〜

 魔導巨兵と称されている、遙か昔に魔導の術で造られた超特大の魔物。あまりに強大で危険な力を持っていたために「魔神」と恐れられ、コントロールする「鍵(宝珠に針が付けられたピアスのような形で、額に刺して脳波で使用する。刺しても痛みは無く、寧ろ気持ち良いらしい)」が作られて魔界の極地に封印されたという。リオウの一族の手で魔界から人間界のレスカ山脈に移され、リオウの魔力で姿を隠された後はニュージーランドに瞬間移動された。体内はほぼ人間と同じだが、臓器には様々な罠が存在する。例えば門番ウンコティンティンが陣取っている胃、侵入者を細かく砕く巨大な刺付きドリルや侵入者を溶かす触手がある小腸、侵入者を迷わせ肛門へ集めて排出する血管の迷路、それ自体が巨大な魔物となっており炎を操る心臓、主人の証たる「鍵」を持つ者しか入れずコントロールルームでもある脳、リンパ節から次々と魔物を生み出し侵入者を排除するリンパ節などがある。また心臓や脳などの重要な部分は、眠っている間は絶対魔力防壁で守られており魔力攻撃は一切効かない。脳においては魔力を通さない特殊な金属で造られており、防壁に加えて二重に守られている。ただ封印が解けた後は絶対魔力防壁は解除され、魔力は全て本体の稼動に使われる。巨体にも拘らず動きは俊敏で、身体能力は非常に高い。クジラを一口で丸呑みにし、クシャミで島一つ吹き飛ぶほどである。背中には高速移動機関が付与されており、これを発動させると凄まじい高速移動が可能となる。装備されている兵器は、大陸を消し飛ばすほどの威力を持つ主砲、手の指からレーザーを放つ「十指砲」など。ちなみに体内を流れている血液は魔力を含んでおり、その養分だけを抽出した栄養液は非常に効果の高い回復液となる。更に魔物がその体に手を触れ「ゴデュファ」と唱えると、その魔物の体内に細胞の一部が入り込み強大な力の一部を入手できる。ただし力と引き換えに本来の自我は失われる場合が多く、ファウードの忠実な兵士と化す。もし本来の性格を失わず鍵の持ち主などに逆らったりした場合は、体内に入り込んだ細胞によって死に至る。

ファンゴ #169〜 (声・吉田小南美)

 魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ゼラニウム色の本を持つ魔王候補の一人。本の持ち主はアドラー。ファウードの力に魅せられてリオウに手を貸しているが、もちろんファウードが復活した暁にはリオウから横取りするつもりである。しかしファウード復活後は歯向かっても勝ち目が無い事を痛感し、とりあえず部下として従う事にする。またリオウの敗北後はゼオンの言葉に従いファウードの力を手にしたため、忠実なファウードの兵士になってしまった。主に炎(フレイム)を扱う魔法を得意としており、使える魔法は炎を纏った超特大の熱線を放つ「アルセム・ガデュウドン」、炎を纏った巨大な熱線を放つ「カービング・ガデュウ」、巨大な炎の壁を生み出す「ウォル・ガデュン」、追尾式の大きな炎の球を多数撃ち出す「オルディ・ガデュウ」、回転をかけた炎の渦を撃ち出す「リオル・ガデュウガ」、大きな炎の鞭を生み出す「ロンド・ガデュウ」、巨大な炎の塊を叩き付ける「ディオ・ガデュウガ」、大きな炎の槍を撃ち出す「ガデュウセン」など。

フェイン #19〜 (声・若本規夫)

 魔界から人間界の日本に送り込まれた、薄紫色の本を持つ魔王候補の一人。11歳。本の持ち主は清兵衛。好きなものは魚、ドラ焼き、ブドウ。趣味は弱い者イジメ、クネクネダンス。他の魔物の力を感知する特殊能力があり、ガッシュの力の波動を感じてモチノキ町に現れた。力をつけて誰も逆らえない王になり、強い奴も弱い奴も全てを自分の思い通りにしたいと考えている。主に風を操る魔法を得意としており、使える魔法は竜巻状の風を吐き出す「ウイガル」、脚力を爆発的に上昇させて超高速移動を行う「ウルク」など。

フェリウス #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、グレイッシュグリーンの本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はセバスチャン。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。ビョンコの支配下となり、飛行能力を買われて魔物の子たちの運搬役を務めている。主に自分の息を操る魔法を得意としている。

ブザライ #190〜 (声・佐々木大輔)

 魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、グレイプ色の本を持つ魔王候補の一人。本の持ち主はカーズ。ファウードの力に魅せられてリオウに手を貸しているが、もちろんファウードが復活した暁にはリオウから横取りするつもりである。主に鉞を扱う魔法を得意としており、使える魔法は鎖付きの大きな鉞を飛ばす「ガズロン」、巨大な鉞を盾とする「ゴウ・ガズシルド」、鎖付きの鉞を回転させて竜巻を起こす「ウルジム・ガズン」、大きな鉞を盾とする「ガズシルド」、4つの大きな鎖付き鉞を操る「バルド・ガズロン」、巨大な鉞型の重圧で辺り一帯を押し潰す「ラージア・ガズン」、多数の巨大な鉞が上下に付いた鎖付きヨーヨーで攻撃する「ギガノ・ガズロン」、両手を大きな鉞に変える「ゴウ・ガズルク」、多数の巨大な鉞で特大の鎖付きミキサーを生み出す「ディオガ・ガズロン」など。

ブットン #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ライト・グリーンの本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はアラム。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。ビョンコの支配下となり、世界各地で戦いを繰り広げている。主に肉体強化の魔法を得意としている。

フライング・ビート #95〜

 マジョスティック12の一人。飛行能力を持っている。

ブラゴ #7〜 (声・小嶋一成)

 魔界から人間界のフランスに送り込まれた、黒い本を持つ魔王候補の一人。14歳。本の持ち主はシェリー。好きなものは魚(特にシャチ)、けもの肉。趣味は強い奴との戦い、ハイキング。ゾフィスに殺されかけていたシェリーを救い、本を読めることを確認して戦いへの参加を促した。初めは自らが王になるために手段を選ばない性格でシェリーも強引に従わせようとしたが、彼女の凄まじく強固な精神を打ち破ることは出来ず今では本当の意味でのパートナーとなっている。またしばしば自分より弱い者へも目を向けるようになり、徐々に厳しさと優しさを兼ね備えた王としての風格を帯び始めている。小さい頃から英才教育を施されてきたエリート中のエリートであり、主に惑星(地球)のエネルギーを根源とした重力を操る魔法を得意としている。基本的な身体能力も群を抜いており、特に腕力は軽く打ったパンチで数t、全力ならトレーラーが全速力で突っ込むほどの威力がある。更に他の魔物の子の気配を感じ取る特殊能力も備えており、不意打ちは一切通用しない。戦いに参加している魔物の子たちの8割が彼を恐れているという、有力な優勝候補の一人である。使える魔法は、球状の重力エネルギーを放つ「レイス」、局所的に重圧をかけて押し潰す「グラビレイ」、巨大な重力エネルギーを放つ「ギガノレイス」、巨大な重力球で広範囲を一気に押し潰す「アイアン・グラビレイ」、雪崩を山ごと吹き飛ばすほどの超巨大な重力球を放つ「ディオガ・グラビドン」、遠距離に強力な重圧をかける「ビドム・グラビレイ」、回転を加えて的を絞った重力エネルギーを放つ「リオル・レイス」、超広大な重力壁でかなりの広範囲を押し潰す「バベルガ・グラビドン」、螺旋状に絡ませた重力エネルギーを放つ「オルガ・レイス」、複数の重力球を内蔵する超巨大な重力球を放つ「ディボルド・ジー・グラビドン」、ブラックホールに匹敵する超強力な重力場で標的を押し潰す「ニューボルツ・マ・グラビレイ」、ブラックホールをも上回る超々強力な重力場で標的を跡形も無く押し潰す「ニューボルツ・シン・グラビレイ」、手先に重力エネルギーを集中させて鋭利な刃と化す「ザング・マレイス」、周囲のあらゆるものを吸い寄せる重力球を生み出す「ボルツ・グラビレイ」、両腕に重力エネルギーを纏わせて腕力を飛躍的に強化する「アム・グラナグル」、敵の力と魔法力を吸収もしくは弾く重力壁を生み出す「ベルド・グラビレイ」、両足に重力エネルギーを纏わせ脚力を飛躍的に強化する「ディゴウ・グラビルク」、一定範囲を巨大な重力壁で取り囲み対象のみの動きを鈍らせる「クエアボルツ・グラビレイ」、地球の自転エネルギーを少しだけ借りて無限の超重力壁を生み出す「シン・バベルガ・グラビドン」など。

フランソワーズ・カルダン #104〜 (声・中山りえ子)

 ゾフィスに心を操られている、エルジョの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

フリガロ #22〜 (声・上別府仁資)

 魔界から人間界のドイツに送り込まれた、薄水色の本を持つ魔王候補の一人。13歳。本の持ち主はゲルハルト。好きなものは魚、ハンバーグ、アイスクリーム。趣味は雪男ウーのマネ。ライン川周辺地域においてブラゴたちと遭遇、戦闘を繰り広げている。主に氷の魔法を得意としており、使える魔法は周囲一体を凍らせるほどの冷気を放つ「ラージア・フリズド」、周囲に半球状のシールドを張る「スケイプ・ギシルド」、巨大な氷の龍を生み出す「ラギコル・ファング」など。

ブリザード・シング #95〜 (声・安澄純)

 マジョスティック12の一人。口から吹雪を吐く冷凍能力を持っているが、この能力は自ら望んで手に入れたわけではないので自分も寒くなるという欠点がある。

フリト #85〜 (声・諏訪部順一)

 スペインに住んでいる、バーゴの本の持ち主。バーゴの食料を確保するため、スペインの小さな村々の牧場を荒らし回っている。

ヘザー・スプーン #109〜

 ゾフィスに心を操られている、ムカロンの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

ベリコ #54〜 (声・鶴岡聡)

 ブラジルに住んでいる、ポッケリオの本の持ち主。術の力で金を稼ぎ、多大な富を手に入れたらしい。アマゾン川流域にてブラゴたちに追い詰められ、必死で逃亡し続けている。

ベルギム・E・O #103〜 (声・千葉繁)

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、赤茶色の本を持つかつての魔王候補の一人。6歳。現在の本の持ち主はダリア・アンジェ。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。デボロ遺跡において、所定の場所で攻め込んできたキッドたちを迎え撃つ。ここを通して欲しいというフォルゴレに芸を要求し、しかも「チチをもげ」を気に入るという変わった性格をしている。なおいつもイスに座っているが、別に立てない訳ではない。また名前のE・Oは、「イスにかわって」「おしおきよ」の略だと思っているらしい(本当は何の略かは不明)。主に怨霊を操る魔法を得意としており、使える魔法は巨大な怨霊のエネルギー球を放つ「ギガノ・リュウス」、肩の銃口から怨霊のエネルギー弾を無数に発射する「ガンズ・ゴウ・リュウガ」、火を大量に吐く「エルム・リュウガ」、腕を伸縮自在のヨーヨーに変化させる「リュウズ・ヨーヨー」、体の周囲に円状のブレードを出現させ周りを切り刻む「リュウズレード・キロロ」、超巨大な怨霊のエネルギー球を撃ち出す「ディオガ・リュウスドン」など。

ベルン #191〜 (声・滝知史)

 割と有名な映画監督で、キースの本の持ち主。ボンの日本料理店で働いていたキースと出会い、パートナーになった。キースのファウード横取り計画に賛同し、協力している。リオウが倒されゼオンが取って代わってからも、ファウードのために戦うというキースの意志に従い続けている。

ベンバールード #109〜

 ゾフィスに心を操られている、デコフィスの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

ヘンリカ・アボット #104〜 (声・滝知史)

 ゾフィスに心を操られている、ボルボラ・ギランの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

ボール・カーン #104〜 (声・上別府仁資)

 ゾフィスに心を操られている、ドグモスの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

ホイブン #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ちとせみどり色の本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はサダト。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。デボロ遺跡において、満身創痍のガッシュたちに止めを刺しに現れる。主に風を操る魔法を得意としている。

細川 #4〜 (声・山口健)

 元運送会社の社員で、レイコムの本の持ち主。上司に一度タメ口をきいただけであっさりクビにされ、世の中の全てを恨むようになった。仕事中に出会ったレイコムの能力に気付いてからは、自分をクビにした上司への復讐・金庫荒らし・宝石強盗などあらゆる悪行に手を染めて贅沢三昧の日々を送っている。甲虫銀行強盗事件の新聞記事を見て清麿の本に目を付け、ガッシュと本を手に入れようと清麿たちを襲う。彼にとってレイコムはただの道具であり、うまく使って自身の欲を満たすことにしか興味がない。

ポッケリオ #54〜 (声・飯田利信)

 魔界から人間界のブラジルに送り込まれた、こげ茶色の本を持つ魔王候補の一人。9歳。本の持ち主はベリコ。好きなものは魚、シシカバブー。趣味は砂遊び。アマゾン川流域にてブラゴたちに追い詰められ、必死で逃亡し続けている。主に植物を操る魔法を得意としており、使える魔法は木の根や蔓を自在に操る「ジュロン」、二足歩行の人面樹を多数生み出す「バルジュロン」、周囲の木で自分たちを覆い隠す「ジュルク」など。

ボルボラ・ギラン #103〜 (声・石川和之)

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ブルーの本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はヘンリカ・アボット。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。パティの支配下となり、ガッシュたちを襲撃する。主に金属を操る魔法を得意としており、使える魔法は鋭い棘の付いた金属の六角柱を放つ「ガロン」、巨大な金属のスクリューで敵を砕く「ギガノ・ガランズ」など。

魔王 #8〜

 魔界を統べる王であり、ガッシュとゼオンの父親。国を治めるには個々の私情よりも才能が必要という考えを持ちつつも、それなりに平和な統治を維持している。また夫として妻を深く愛し、親として子供の幸せを願う心優しい人物。主に雷を操る魔法を得意としており、自身で生み出した最強ともいえる雷の力「バオウ」を操る。しかし「バオウ」は使用者の心によって大きく性質が変わる扱いの難しいものであり、怒りや憎しみなどの負の心で扱えば敵も味方も全てを食い尽くす邪悪なものになってしまう。それを防ぐには大切なものを守りたいという、光あふれる正の心で負の心を打ち消さなければならない。彼はこれを見事に使いこなし王となったが、年老いてきた今ではもはや制御できなくなってきていた。もしこのまま放っておけば魔界そのものを滅ぼしにかかる危険性もあったので、ゼオンとは違いバオウを目覚めさせない可能性を持っていたガッシュに受け継がせ、力そのものを眠らせたままにしておこうと考えた。ただガッシュの中にバオウが存在すると知られれば、無理に目覚めさせようとする者が出てくる恐れがあったため、里子に出してガッシュの存在自体を隠す事にした。父親としては苦渋の決断だったが、魔界と子供たち双方の無事を願っての事であった。

魔王妃 #272〜

 魔王の妻であり、ガッシュとゼオンの母親。

松村量行 #11〜

 モチノキ町立総合病院の入院患者。清麿と同じ608号室に入っている。

マリル・カルノア #特別編〜 (声・豊口めぐみ)

 つい最近王位を受け継いだばかりの、カルノア王国の王女。決して半端な覚悟で王位を受け継いだわけではなく、自らに流れる血に恥じないだけのプライドを持ち合わせている。ただある時どうしても自由に街を歩き回ってみたくて、恵と衣服を交換してカラオムから逃げおおせる。しかしそのせいで、恵が王女の命を奪おうとする反対派に狙われることになってしまう。

マルス #35〜 (声・竹内順子)

 魔界から人間界のオランダに送り込まれた、濃いグレーの本を持つ魔王候補の一人。10歳。本の持ち主はレンブラント。好きなものは魚、コロッケ、チューリップ。趣味はリバーシ、数学。魔界にいた頃はティオと仲のいい友達だったが、人間界に来てからはあっさりと掌を返しまず彼女を仕留めようとしつこく追い回す。彼女の懸命な言葉にも全く耳を貸さず、嘲笑って平気で攻撃を仕掛ける卑劣な性格。主に金属を操る魔法を得意としており、使える魔法は鋭い棘の付いた金属の六角柱を放つ「ガロン」、鋭い棘付きの金属球を無数に撃ち出す「ガンズ・ガロン」、自在に操れる鎖で繋がれた棘付き金属球を撃ち出す「エイジャス・ガロン」、巨大な金属のスクリューで敵を砕く「ギガノ・ガランズ」など。

マレーネ・ヤネンツ #104〜

 ゾフィスに心を操られている、カルーラの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

ミール #281〜

 ゴームの本の持ち主。ゴームと共にクリアの傘下に入り、クリアの野望に手を貸している。しかし実際はクリアと出会った時に全く敵わず惨敗し、手酷く痛め付けられた恐怖で支配されているに過ぎない。軽くおどけているような口調で話すが、その話し方や外見からは想像もつかないほど卑劣極まりない性格の持ち主。人や魔物を殺す事に全く躊躇が無く、気に入らない者や弱い者を次々と手にかけていく。

水野 #257〜

 モチノキ町に住んでいる、鈴芽の母親。ファウード接近の緊急事態にもパニックにならず、鈴芽を連れてモチノキ中学に避難する。

水野鈴芽 #1〜 (声・秋谷智子)

 モチノキ町に住んでいるモチノキ中学2年2組の生徒で、清麿の同級生。合唱部に所属。5月5日生まれの14歳、AB型。身長156cm。趣味は絵、歌、昼寝。好きなものはみかん、リンゴ。好きなタイプは高嶺清麿。以前清麿に数学を丁寧に教えてもらって以来、ずっと彼に好意を寄せている。ただ最近になって大ファンである恵が強力なライバルとなり、何とかして勝とうと必死で対抗している。ドジで方向音痴で何をやっても上手くいかず、取り得は包丁捌きと手先の器用さくらいという有様だが、素直で優しい性格のおかげか友達は多い。

ミノルサム #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ハーフグリーンの本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はカコヤニス。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。ビョンコの支配下となり、世界各地で戦いを繰り広げている。主に水を操る魔法を得意としている。

ミラフ #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ミディアム・グレイの本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はジャクソン・ベイ。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。ビョンコの支配下となり、世界各地で戦いを繰り広げている。主に光を操る魔法を得意としている。

ムーム #外伝〜

 魔物の子。貧しくとも姉と二人で仲良く暮らしていたが、姉を病で喪ってからは姉の人形を姉に見立てて世話をしている。王様に向かってお願いすれば食べ物をくれると生前の姉に聞いたが、結局食べ物は貰えなかったため魔王であるガッシュを恨んでいる。そこをジーザに付け込まれ、ガッシュの暗殺計画に利用されてしまう。ジーザ撃退後、ガッシュの伝手で学校に入学した模様。

ムカロン #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ダーク・パープルの本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はヘザー・スプーン。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。デボロ遺跡において、攻め込んできたガッシュたちを迎え撃つ。主に砂を操る魔法を得意としている。

村田健 #11〜

 モチノキ町立総合病院の入院患者。清麿と同じ608号室に入っている。

メアリー #209〜

 ニュージーランドの国民。観光船で働いているらしい。

メウムツメ #103〜

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ガーネット色の本を持つかつての魔王候補の一人。現在の本の持ち主はダン。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。デボロ遺跡において、満身創痍のガッシュたちに止めを刺しに現れる。主に自分の息を操る魔法を得意としている。

モヒカン・エース #109〜 (声・永野善一)

 ゾフィスに心を操られている、ビクトリームの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

モモン #184〜 (声・高橋直純)

 魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、さんご色の本を持つ魔王候補の一人。本の持ち主はエル・シーバス。おてんばでいたずら好きでスケベな割に、酷く臆病で気が小さい。よって魔物の位置や強さを正確に察知できる特殊能力をフルに使い、他の魔物の子たちとの接触を必死に避けてきたので一度も戦った事が無い。ガッシュたちと出会ってティオに完敗し、エルの言うことを聞いてガッシュたちに渋々協力する事になる。しかしファウード内部で皆と行動する内に、なけなしの勇気を振り絞って頑張るようになっていく。ちなみに、嘘を付くと鼻の下が少しずつ伸びていく癖がある。主に自分の体を変化させる魔法を得意としており、そのほとんどが逃走に適したものである。使える魔法は、手を伸ばす「アムロン」、地面に潜って地中を自由に移動する「アグラルク」、8秒ほど標的の時間の流れを遅くする光線を出す「オラ・ノロジオ」、耳を伸ばしてヘリコプターのように飛行する「ミンフェイ・ミミルグ」、耳から魔法の進路を捻じ曲げる特殊な音波を発する「ミミルオ・ミファノン」、足を特殊強化し宙を蹴って超高速移動できるようにする「フェイ・ミウルク」など。

山中浩 #4〜 (声・田中一成)

 モチノキ町に住んでいるモチノキ中学2年2組の生徒で、清麿の同級生。野球部に所属。体育会系で少しカタイところがある。甲虫銀行強盗事件の後、清麿に最初に声をかけてその勇気を讃えた。今では清麿の良き友達となっている。他の部員には秘密で「炎の消える魔球」を開発中。

山本寅吉 #11〜

 モチノキ町立総合病院の入院患者。清麿と同じ608号室に入っている。

ユーガ #109〜

 ゾフィスに心を操られている、ジョビンの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

ユノ #262〜

 生まれて間もないガッシュを預けられ、ガッシュの養育を任された養母。しかしガッシュを引き取ったのは支給される生活費が目的であり、ガッシュに対する愛情は欠片も持ち合わせてはいなかった。それゆえガッシュを奴隷のように扱い、常日頃から虐待を続けていたらしい。

洋ナシちゃん #78〜 (声・松来未祐)

 洋ナシの格好をした魔法使いで、TVアニメの主人公。普段は単なる洋ナシだが、一皮剥くとかわいい魔法使いになる。その上でアイドルに変身して歌を歌ったり、怪力マンに変身して悪人をやっつけたりするのだという。

吉子 #1〜 (声・城雅子)

 モチノキ町に住んでいるモチノキ中学2年2組の生徒で、清麿の同級生。鈴芽とは友達である。

よしのり #109〜

 ゾフィスに心を操られている、ゲインの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

ヨポポ #49〜 (声・江森浩子)

 魔界から人間界のイギリスに送り込まれた、黄緑色の本を持つ魔王候補の一人。4歳。本の持ち主はジェム。好きなものは魚、サンドイッチ、クリームシチュー。まだ幼くて言葉を話すことが出来ず、「ヨポポイ」としか言えない。本の持ち主を探して彷徨っていたところをジェムの家族に拾われ、しばらくは平穏な毎日を送っていた。しかしキクロプたちが本を燃やしに現れ、ジェムの一家はその巻き添えを喰らって大怪我してしまう。以来ずっとジェムに敬遠され続ける、孤独な毎日を送っている。ただそれでもジェムに対する気持ちは全く変わっておらず、彼女たちを巻き込んでしまった責任を取ろうと魔物を惹き付ける歌と踊りをひたすら続けている。主に音を操る魔法を得意としており、音波で攻撃を行う。使える魔法は、強力な音波を放つ「ミケル」、更に超強力な音波を放つ「ドレミケル」、相手に自分と全く同じ動きを強要する「シン・ヨポポイ・トポポイ・スポポポーイ」など。

ライオン #109〜

 ゾフィスに心を操られている、カマックの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

ラウシン・モー #201〜 (声・石田彰、菊池正美)

 ザルチムの本の持ち主。現金の強奪など、数々の悪事を働いている犯罪者である。ザルチムの考えに賛同し、協力している。

ラジン #261〜

 魔王が率いている軍の中将。ゼオンの教育係として、果てしない戦闘訓練を行い続けていた。

ランス #109〜 (声・安澄純)

 ゾフィスに心を操られている、パムーンの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

リィエン #71〜 (声・池澤春菜)

 中国に住んでいる高校生で、ウォンレイの本の持ち主。3月4日生まれの16歳。O型。身長165cm。趣味は拳法、買物、食事。好きなものは杏仁豆腐、麻婆豆腐。好きなタイプはウォンレイ。香港マフィアのボスである父の話をしても恐れて逃げ出さなかったウォンレイに感動し、少しずつ惹かれ始める。やがて魔物の子同士の戦いの事を知るが、ウォンレイの力になれるのが嬉しくて進んで協力を申し出る。ところがウォンレイの事を知った父の策略で彼と引き離され、是が非でもウォンレイを取り戻そうとするが返り討ちに遭って祖母のいる日本へ送られてしまう。しかしそれでも諦め切れず、偶然見かけた清麿たちに助けを求める。ウォンレイ奪還後は、清麿たちにとってかけがえのない大事な仲間の一人となる。父親仕込みの巧夫の使い手でウォンレイにも手ほどきをしており、ウォンレイとのコンビネーションは他の追随を許さない。

リーヤ #197〜 (声・三石琴乃)

 魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、パラキートグリーンの本を持つ魔王候補の一人。本の持ち主はアリシエ。リオウによってアリシエに呪いがかけられたため、仕方なくファウードの復活に協力している。しかしその心は大好きなアリシエと同じであり、共にファウードを魔界へ帰すべく一緒に行動してくれる仲間を求めていた。よってアリシエが認めたガッシュを自分も認め、ガッシュたちと共にファウード内部へ潜入する事となる。もちろんファウードの封印が解けた後も、ガッシュたちの心強い味方であり続ける。ちなみに、彼が角でつつく行為は友好の印であるらしい。主に自分の体を変化させる魔法を得意としており、肉弾戦が中心である。使える魔法は、角を巨大化させて敵を突く「ガルバニオ」、腹部から鋭利な刃物を複数発射する「ガンズ・ニオセン」、腹部を腕のように変化させ攻撃する「ゴウ・アムルク」、腹部を巨大な盾に変化させる「ラージア・シルニオ」、翼を持った巨大な飛行形態に変化する「シャオウ・ニオドルク」、体を高速回転させて突っ込む「ガルドルク・ニオルク」、腹から無数の分裂可能な棍棒を撃ち出す「バルド・ニオセン」、巨大な鋼の盾を生み出す「ディゴウ・シルシオ」、手の平から伸縮自在の錘を撃ち出す「ピック・ガルニオ」、全身を強化・巨大化させる「ゴウ・ニオドルク」、全身を強化する「ニドルク」など。

リーン・ヴィズ #278〜

 アシュロンの本の持ち主。生きがいも何もなくただ「生きているだけ」の人生を送っていたが、アシュロンと出会った事で生きているという実感を得る。それからはアシュロンの夢に共感し、進んで協力している。

リオウ #183〜 (声・山本圭子)

 一族の代表として魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ライムライトの本を持つ魔王候補の一人。本の持ち主はバニキス・ギーゴー。一族の力で送られたファウードを使って、人間界ごと残っている魔物の子たちの一掃を図っている。ファウードの封印を壊すには少なくとも「ディオガ」以上の魔法を使える魔物の子たちを集める必要があるため、似たような考えを持っている連中に協力を呼びかけたりパートナーに呪いをかけて強制的に協力させたりしている。この呪いは条件を満たさない限り例え彼を殺しても決して消えることがなく、日に日に少しずつ体が弱っていき期日が来れば死に至る強力なものである。ファウード復活後は協力した魔物の子たちを力ずくで従わせ、ファウードを魔界へ返そうとするガッシュたちへの見せしめにまず日本へ侵攻する。思い通りに物事が進まないと気に入らない性質であり、邪魔が入ったりすると苛立ちが募り冷静さを失う。主に獅子に似た魔物を使役する魔法を得意としているほか、一族に伝わる呪いの能力を最大限に活かしていく。使える魔法は、3つの頭を持つ超巨大な獅子の魔物を出現させる「ファノン・リオウ・ディオウ」、大きな獅子の魔物を出現させる「ファノン・ドロン」、大きな獅子の魔物を高速回転しながら突っ込ませる「ガルファノン」、体中に突起のある大きな魔物を出現させる「ゴウファノン」、口からドリルを出している蛇の魔物を突撃させる「グルガ・ドルファノン」、大きな魔物が口の中に対象物を入れて防護する「アーガス・ファノン」、腹の口から無数の光線を生み出す「バーガス・ファーロン」、腹の口から大きな重力波を出し敵を押し潰す「ウイガル・ファノン」、小さな獣型の魔物を撃ち出す「ファノン」、巨大な獅子の魔物を出現させる「ギガノ・ファノン」、自我を失う代わりに体が巨大化し力が10倍近くになる禁呪「ギルファドム・バルスルク」など。

リュック #29〜 (声・金尾哲夫)

 ロブノスの本の持ち主。ロブノスの誘いに乗り、自ら進んで弱い者イジメに加担している。

リリ #85〜 (声・峰あつ子)

 スペインの田舎に住んでいる、ルシカの世話をしているお婆さん。健気なルシカを優しく見守っている。

ルーク・ブラウン #109〜

 ゾフィスに心を操られている、バムウの本の持ち主。戦いに必要な感情以外は全て封じ込まれており、純粋な戦闘マシーンと化している。

ルーパー #67〜 (声・桜井ちひろ)

 アメリカに住んでいる、パピプリオの本の持ち主。甘いものに目が無い。心臓病で息子を失い悲嘆にくれていた所でパピプリオと出会い、戦いに参加していく。一時はゾボロンたちと手を組んでいたが、敗退後はパピプリオと共にリオウ一派の下に付き目的も知らされないまま働いている。リオウの敗北後はファウードからの脱出を図るが、飛び込んで来たジードたちに捕まってしまい道案内をする羽目になる。やがて魔物が残り10人となったため、核シェルターを買おうとするもお金が足りず断念。しかしパピプリオがタレントのオーディションに受かり、確実にお金を稼げるようにマネージャーの真似事をしている。パピプリオの事は息子のように大事に思っており、「パピー」という愛称まで付けるようになる。意外にも体術に優れており、動作も素早い。

ルシカ #85〜 (声・川田妙子)

 スペインの田舎に住んでいる、羊飼いの少女。両親をかなり前に失っており、以来ずっと一人で羊たちの世話をしている。トムトムという人形も含めて、両親が残してくれたものを大切に守り続けているのである。偶然出会ったキャンチョメに妹にしてやるといわれてとても喜び、本当にキャンチョメを兄のように慕うようになる。

レイコム #4〜 (声・くまいもとこ)

 魔界から人間界の日本に送り込まれた、青い本を持つ魔王候補の一人。8歳。本の持ち主は細川。好きなものは魚、冷凍食品、ミントガム。趣味は悪事、助手席に座ってのドライブ。細川が自分のことを道具としか思っていない事は分かっているが、彼が欲を満たすために自分を使って悪行を重ねれば重ねるほど力が向上するので、待遇への不満は特にない。それどころか、細川がどんどん悪に染まっていくことに喜びすら感じている。主に氷を操る魔法を得意としており、寒さには耐性がある。使用できる魔法は、鋭い氷の柱を放つ「ギコル」、相手を凍らせて動きを封じる「フリズド」など。

レイラ #103〜 (声・宍戸留美)

 千年前に魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、青紫色の本を持つかつての魔王候補の一人。8歳。現在の本の持ち主はアルベール。ゴーレンとの戦いに敗れ石版にされて以来千年間ずっと放置されていたが、ビョンコに発見されゾフィスの元へ運ばれて私兵として復活させられた。デボロ遺跡入口付近の警備を担当しているが、自分たちの行いが間違っている事を自覚していて侵入してきた清麿たちに味方する。また本当の意味でアルベールとパートナーになりたいと、心の底から願っている。主に光を操る魔法を得意としており、体の一部でもある三日月は魔法を使わなくても自在に操ることが出来る。使える魔法は、三日月型の光線を放つ「ミグロン」、三日月型の盾を作り出す「ミシルド」、巨大化させた三日月を回転させて撃ち出す「オル・ミグルガ」、巨大化させた三日月を撃ち出す「ラージア・ミグセン」、多数の光を纏った三日月を生み出し回転・攻撃・連結・収穫と多彩な攻撃を行う「ミベルナ・マ・ミグロン」、無数の三日月を生み出し自由自在に攻撃を行う「ミベルナ・シン・ミグロン」など。

レイン #178〜 (声・三宅健太)

 魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、マラカイトグリーンの本を持つ魔王候補の一人。本の持ち主はカイル。かつての魔界では相当な暴れ者だったが、かつてガッシュに命を助けられて以来ずっと親友だったらしい。人間たちに追われ傷付いて倒れていた所をカイルに助けられて、掘っ立て小屋に一緒に住んでいる。気の小さいカイルを心から心配しており、魔物の子同士の戦いはカイルの精神では耐えられないと判断、自分の本を燃やしてくれるようガッシュに手紙を出す運びとなった。ただ自分がいなくなった後のカイルの事もやはり気になっており、ガッシュたちと共に後顧の憂いを断てるよう努力する事になる。またそれとは別に、リオウ一派からのしつこい勧誘も悩みの種である。主に格闘系の魔法を得意としているが、魔法無しでも戦闘能力はかなり高い。完全な人間の姿になれる変身能力も持っている。使える魔法は、巨大な十字型のエネルギー波を放つ「アボロディオ」、非常に硬く巨大な爪で対象物を防護する「アーガス・アボロド」、無数の超巨大な爪で標的の周辺一帯を抉り削る「ガルバドス・アボロディオ」、無数の超々巨大な大爪で標的を跡形も無く抉り削る「シン・ガルバドス・アボロディオ」など。

洌才・モンモン #163〜 (声・安達まり)

 モチノキ中学に勤めている、国語の教師。生徒にテストの範囲を教えず、皆が悶々とするのを見るのが大好きである。ちなみに、遠山先生は嫌い。

連次 #8〜 (声・御園行洋)

 ゴフレの本の持ち主。ガッシュの本を奪って燃やすというゴフレの誘いに乗り、ガッシュとのバトルを楽しもうとする。

レンブラント #35〜 (声・中田雅之)

 オランダに住んでいる、マルスの本の持ち主。マルスと共に恵たちを執拗に追い詰める。

ローグ・バイパー #279〜

 魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、ゴールデンコーンの本を持つ魔王候補の一人。この魔物がブラゴに破れた時点で、残りの魔物が10体となった。

ローベルト・ヴァイル #109〜 (声・二又一成)

 ゾフィスに進んで協力している、デモルトの本の持ち主。戦いを心から楽しむ性格でゾフィスに気に入られ、ゾフィスが王になった暁には月の石を譲り受ける約束を交わしている。ゾフィスの後を継ぎ月の石をコンピュータに繋いで人間を集団催眠にかけ、世界を思い通りに動かす闇の支配者となるのが夢である。

ロケット・フット #95〜

 マジョスティック12の一人。時速300kmで走る事が出来る。

ロップス #59〜 (声・かないみか)

 魔界から人間界のインドに送り込まれた、セルリアンブルーの本を持つ魔王候補の一人。5歳。本の持ち主はアポロ。好きなものは魚、鮭おにぎり、のりまき。嫌いなものは梅干しなどの酸っぱい物。趣味は旅、釣り、音楽鑑賞。まだ幼くて言葉を話すことが出来ず、「かうかう」としか言えない。戦いに興味を示さないアポロには少し困っているが、旅から旅への生活は結構気に入っている。主に念動系の魔法を得意としており、外見からは想像できないほどの攻撃力を誇る。使える魔法は、強力な糸で物体を意のままに動かす「リグロン」、強力な碇付きの鎖で巨大な物体をも意のままに動かす「ディノ・リグノオン」、先に槍の付いた糸を無数に撃ち出す「リグロセン」など。

ロデュウ #179〜 (声・千葉進歩)

 魔界から人間界に送り込まれた魔物の子で、コーヒーブラウンの本を持つ魔王候補の一人。本の持ち主はチータ。ファウードの力に魅せられてリオウに手を貸しているが、もちろんファウードが復活した暁にはリオウから横取りするつもりである。しかしファウード復活後は歯向かっても勝ち目が無い事を痛感し、とりあえず部下として従う事にする。またリオウの敗北後はゼオンの言葉に従いファウードの力を手にしたため、忠実なファウードの兵士になってしまった。ゼオンのいるコントロールルームの守護を任されたので、魔法よりも肉体の方が重点的に強化されている。ところがガッシュたちに完敗後チータの一言がきっかけで本来の目的を取り戻し、体内に入り込んだファウードの細胞に逆らってゼオンを倒そうとする。元々自分に正直に生きるまっすぐな性格で、心根もそれほど曲がってはいない(多少捻くれてはいるが)。チータと出会って以降、沈んだ顔でひっそりと孤独に生きる彼女の様子にずっと我慢ならず、前を向き胸を張って生きて欲しいという願いを込めて目の傷を隠すマスクをプレゼントする。それなのに彼女の生き方は少しも改善されなかったので、常にイライラし続ける羽目になり戦闘の度にそれを発散しようと大暴れするのである。主に暗黒エネルギーを扱う魔法を得意としており、自前の翼で飛行も可能。使える魔法は、翼を超強力な螺旋状の暗黒エネルギーに変えて撃ち出す「ディオガ・ラギュウル」、翼からエネルギー弾を無数に発射する「ガンズ・ラギュウル」、翼を巨大な刃に変化させる「ラギュウル・ロスド」、翼を強力な暗黒エネルギーに変えて撃ち出す「ギガノ・ラギュウル」、翼を伸ばし巻き付けて一本の槍と化す「ガルラギュウガ」、翼から暗黒エネルギーの槍を無数に撃ち出す「ギロン・ラギュウル」、翼を強力な暗黒エネルギーに変えて撃ち出す「ラギュウガ」、両翼をそのまま巨大な螺旋状の暗黒エネルギーに変えて撃ち出す「ディオ・バオール・ラギュウガ」、翼を暗黒エネルギーに変えて撃ち出す「ラギュウル」など。

ロブノス #29〜 (声・吉田小南美)

 魔界から人間界のモンゴルに送り込まれた、ターコイズブルーの本を持つ魔王候補の一人。6歳。本の持ち主はリュック。好きなものは魚、メンマ、ピロシキ。趣味は彫刻、歌、弱い者イジメ。弱いくせに威張ってて生意気なガッシュをコケにして倒すため、わざわざ日本にやってきたらしい。鈴芽の石像を作って彼女を攫ったと思わせ、モチノキ港第8倉庫にガッシュたちを誘き出す。主に光を操る魔法を得意としている他、寒さに強い特性を持っている。使える魔法は、レーザー光線を放つ「ビライツ」、二人に分身したり一人に戻ったりする「レリ・ブルク」など。

ワイト #323〜

 ガッシュたちに倒され、消滅したクリアの生まれ変わり。生前の力・記憶・性格・姿などは全て失われ、ごく普通の子供として日々を送っている。彼がクリアだったという事実は、王となったガッシュしか知らないらしい。

ワンダフル・トゥ・ザ・フューチャー #95〜

 マジョスティック12の一人。予知能力を持っている。